
造形:バルク・ザ・シルバーウルフ
今回は公式キャラクターではなく、いわゆるオリソニになります。
知ってる人は知っている、知らない人は誰も知らないw
ワタシが3つ目のハンドルネーム、“バルク”を名乗りだした頃に登場したオリキャラ/オリソニですね。
彼は自身をソニック世界に投入した時の自分の姿・・・ってコンセプトで誕生したので、いわゆる“夢”系ジャンルよりも一歩踏み込んだポジションにいます。
今回は20年前に描いた公式風イラストから切り替えるためって意味合いと、フィギュアに服着せる勉強したかったって意味合いが強かったのでちょっと雑な作りになってしまったのですが、今後描いたり造形したりすることがあれば、細工をどんどん細かくしていきたいですね。
原型
今回は原型と完成品でページ分けしていません。
オリソニですし、塗装にかける時間は今回は大幅に短くなるので、同時に行きます。

こちらは先日Twitterで公開した原型です。
ただ、この時点では実は完成に至っておらず、尻尾の付け根あたりはわかりやすいくらい未造形になっています。
これ、実は理由があります。
塗装の関係で各パーツを分割して作っているんですが、原型写真を撮影する際は、仮組みもかねて、瞬間接着剤で各パーツを緩やかに繋ぎ合わせているんですね。
ただこれをすると、素材が粘土って関係上、接着や取り外しの時に接合部分が欠けたりすることがあるので、原型については最終仕上げ前にUPしているんですよね。
今回はその“最終仕上げ前”がとてもわかりやすいところにあった・・・って感じなのです。
完成品

塗装完了。こんな感じのキャラクターです。
キャラビジュアルの特徴としては、ナックルズの顔と髪型をベースにテイルスのモフ尻尾1本とモフひげ。シャドウの胸モフを組み合わせ、そこにオリジナル要素の耳と顔の傷&片耳欠損、ロングコート着用ってスタイルになっています。
自分で作っておいてこんなこというのもなんですけどねw
ヒゲ・タテガミ・耳の関係を立体化するにあたって、「アレ?ここどうなってんだろ?」ってなりましたが、なんとか形になってくれましたね。
ちなみにですが、2022年仕様ってことでマイナーチェンジをいくつか行いました。
後頭部のタテガミに逆毛を1本追加。
手袋はソニック達がしているような手首部分に大きめのシワが出来るような布地タイプのものではなく、革とかスパンデックス(ポリウレタン系)のような硬めだったり伸縮性のある素材をイメージしています。
コートの袖口にはベルトを追加して、左胸のエリのトコロにワンポイントのボタン。
靴はエンジニアブーツっぽい仕様へ変更しています。
身体の色合いとしては瞳も毛の色も暗めのグレーとなっており、靴も暗めのブラウン(皮ブーツ)と、基本的には暗色系になります。
反面、ロングコートと目の傷は明るいものになっており、この辺りでカラーのメリハリをつけています。
この色は、いわゆる「琥珀色」が一番イメージに近い色ですね。
今回は筆塗りに挑戦
塗装の方法ですが、いつもはスプレーで下地塗りのあと、マスキングテープ貼って1色塗装の行程を繰り返しになります。
※最後に塗り残しや細かいカラーの境目を細筆で塗り、スプレー塗装でツヤ消しする作業を行って完成。
スプレーを使うと色ムラなく塗装することができますし、塗装の厚みもほぼ差が無いように滑らかにできるので、
塗装面が整った感じになります。
画像:塗装面比較(左:バルクの筆塗り塗装面は光の反射がほぼ同じ位置でも色合いが違って見えるし、筆塗りの跡などがわかる)/右:ナックルズのスプレー塗装面は光の反射が同じ位置については色合いは変わらず、ほぼシャドウとハイライトのみの要素で色合いが変わってみる)
ですが、“バルク”はそういう「整った」存在ではなくて、もっとこう・・・色んな矛盾や各々の価値観・考え方などと言った世の中のイロイロな複雑で混沌としたモノを
飲み込み、受け入れてはいるが、まだ整理しきれていない・・・んだけど、あえてそれを楽しんでいると言う、なんともよくわからない「整ってはいない」存在なんですよね。
なので、今回については下地以外、色ムラや塗装面が不安定になりやすい、全身筆塗りにチャレンジしてみました。
結果、ところどころにそう言った部分が出てるんですが、コレがこのキャラクターの特性を表現する味になるので良いかなと思います。
ちなみに、顔面口元部分についてはワザと筆をけば立たせて叩きつけるように塗装することで、なんとなく毛表現を行ってみました。
映画のソニック(ブルージャスティス)やウェアホッグなどを作る際は、この表現使ってみてもよいかもですね。。。

カラーリング
今回もまた、メインの色は販売されている原色ではなく、複数色混合となりました。
混合色部分は、コート(琥珀色)と毛色(別種のグレー2色)の2色です。
どちらも、日本に関連するカラーを重用してみました。
コートの調色はちょっとだけ面倒でしたが、両カラーともイメージに合う良い色が出てくれましたね。
色ムラも個人的には気に入っております。
画像:イラストとフィギュアのカラー比較。コートは少し明るくなりましたが、こっちの方が好きな色でした。
顔
キャラの特徴として、誰を参考にしているかはとてもわかりやすいですね。
ただ、目の傷や体色についてはインフィニットよりバルクの方が早かったw
公式さんでインフィニットの素顔見た時、正直驚いたものです。。。
ちなみに傷部分は、造形後に彫って整形して塗装してます。
口については黒線入れようかと思いましたが、今回も断念です。
おかげで、口と口周りの境目がよくわからない感じに・・・。
造形の段階でもっと陰影出すように作ればいいのかなぁ?この辺は今後も試行錯誤ですね。

目の傷は、古今東西ワケアリなワルキャラの定番ポイントですよね。。。
ちなみにこの傷と耳の欠損のアイディアの原点は、犬族漫画の頂点(?)、銀牙に登場するキャラクター陣(初代)ですが、リアルの本人がキャラデザした年齢の時までに受けた、大きな心の傷を表現したものになっています。
なので、今コートを脱ぐと腕や背中は傷だらけかもしれませんw
少なくとも、背中にゴッツイ刀傷が1本入ってるのは間違いないですねネ。
頬・耳元
原型でも描きましたが、このキャラを造形するうえで疑問に思っていたところのひとつです。
イメージとしてはナックルズがサイドをまっすぐ落としているのに対して、バルクはサイドを耳にひっかけて頬骨の後ろに流す感じですね。
ただ、ケモキャラの耳位置と人間の耳位置は違うので、完全にそうはならないため、あくまでイメージでわ~~って感じですねー。


後頭部
2022年度版では、後頭部に逆タテガミを一本追加してみました。
現状だとあまりにナッコ感が強すぎたので、リアルの自分の特徴を反映したポイントを一個乗っけてみました。
何かと言いますとここ数年、散髪に行くのがとてもおっくうになってしまったので、髪の毛が伸びていくうちに大谷智哉さんくらの長さになったんですよね。
で、これをこのままにしておくととても面倒なので、「切る」・・・と言う選択肢ではなく、後ろでお団子作ってまとめる方法を選択しましたw

「いや切れよ」とお思いでしょう。
でも、ワリとクセ毛なので、切ると寝起きの手入れが面倒になるんで、後ろで縛ってしまう方が楽なんですよね~。。。
ロングコート

ロングコートについてはいつぞやも語りました通り、王ドロボウJING由来です。他にもキノの旅等々の影響もあったりなかったり・・・。
塗装のプロになると、シワ部分に陰影をつけた塗装(値段の高いフィギュアとか見てもらうとわかります)を行うのですが、そこまでの技術は無いので、今回も淡色塗りとなりました。
ソニックキャラって、基本的に肩がほとんどないうえに頭大きいので、服着せるの大変です。
ソニックフォースのアバター君達もそうですが、せっかく服を着てもエリ部分とか肩部分とか、結構カッコイイ演出ができる個所が小さくなってしまうので、「む~」ってなるのですよ。
なので、その辺でメリハリ付けるために、服着ると腕周りが通常より太めになります。
まぁ、今回は試作的な意味合いもありましたのでザクッと作ってみたのですが、来年はディティールを上げて、ソニック達にも何か着せてみたいですね。
ちなみに造形方法としてはいつも通り全身を作ってから、生地上に平たく引き延ばしたスカルピーを貼り、そこ後でシワ部分を造形していくって流れです。・・・で、これが中々手強い。
もう少し大きなサイズのフィギュアだと作業がしやすいのですが、このサイズ感だと結構小さいので、細かい部分の細工やヤスリでの削り行程に難が出ます。
で、そのあたりを一式作った後、最後に肌に密着していない部分を造形。前後の動きを意識してコートの形を決め、形が崩れないようにマスキングテープなどで固定してから焼きます。
尻尾
尻尾のサイズはテイルスより気持ち大きめ&長め。
キツネ種より獰猛なオオカミ種なので、気持ち程度、トゲトゲしいイメージで作っています。

ファングと同様に尻尾が筋肉質なので、尻尾だけで自重を支えることができます。
それを今回のポージングにも反映させたのですが、これ、ワタシ自身のクセでもありまして・・・。
基本的に仕事と趣味の時間の両方を座って過ごすのですが、この時によく椅子の上で胡坐をかいたりしているので、そこからの着想でした
ワンポイント・シルバー
種族としてはシルバーウルフ(銀狼)なのですが、毛色はあえて“銀”から外して暗めのグレーにしています。
種族本来の毛色と異なる色にすることで、「普通と違う」と言う自分で選んだ生き方のコンセプトを表現してみました。
ですが、それでは全く銀狼感が無いですし、銀狼の一族であることには誇りを持っているので、腕・足・胸の各金属部分にワンポイントとして光沢を残した銀色を添えています。
靴(ブーツ)
2022年版にプチリニューアルするにあたって悩んだところの一つ。
元々のキャラデザ時に描いていた靴は、ワリと子どもっぽい感じだったんですが、リアルで結構な歳を重ねたうえ、人生も色々と落ち着いてきたのでその雰囲気を出したいと思いました。
その結果、シンプルに自分が今履いている靴を参考にしたブーツスタイルとなりましたー。

カラーリングもほぼ同じ。
毛色が暗めなので、靴もほぼ同じ明度のブラウンにすることで、全体的に締まった印象になりました。
土台
最後にコレ。
今回は、初作のソニックの時と同じくらいシンプルにしましたが、結構気に入っています。
これ、フィギュアの標準土台にしようかな?

この土台ですが、大きめの塗料カップに石膏を入れて固めて、上から金属っぽく見える塗料とサビっぽく見えると塗料を塗布するだけなんですよ。乾燥時間入れると2時間ほどなんですが、作業時間にして約30分ほど。アッと言う間にできます。
また、石膏に質量があるので上のフィギュアがこんな感じに重心が不安定なものでも、安定した土台になってくれるんですよねぇ~。
































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