考察資料兼考察:ソニック世界の古代史

ソニックフロンティアの本考察の息抜きに・・・な考察兼考察資料です。

ソニックバトル・ソニッククロニクルとプレイが終わり、ソニック世界の古代史について言及しているメジャー作品がこれで概ね出揃ったので、簡単にですがまとめてみることにしました。
また、丁度いま公式さんからの燃料投下でティカル・カオス・パチャカマ辺りがアツいので、ソニッククロニクルでのお話も交え、その辺りについて少し考察を入れてみました。

お方によってはエモさのある言及もしてみましたので、ナックルズ族について興味のある方は必見かも?です。
ちなみに、今回記載の話は入口なので、まだ先の考察発表はまたやりたいですね。
※ソレアナ・アークについては年代が新しいので今回は割愛します。

▼本作で含まれるネタバレ作品
ソニッククロニクル / ソニックバトル / ソニックアドベンチャー / ソニックワールドアドベンチャー / ソニックライダーズ / ソニックライダーズシューティングスターストーリー / シャドウ・ザ・ヘッジホッグ / ソニックフロンティア等

目次

ソニックの物語から見てとれる文明群や外惑星からの移住・干渉(年代別)

【数万年前】惑星由来の原始文明

ソニックフロンティアで、その存在だけがうっすらと示唆された文明(?)。
ウラノス島でのセージのセリフに「この星は当時まだ未開発・・・そして彼らの技術は他の何よりも偉大で優れていた」があります。
これはつまり、古代人達と比較する「何か」の存在があることを示唆しています。

そして、この文脈から考えられる「何か」とはつまり、他の文明です。詳細については全く不明ですし、「文明」と言えるほどの規模ではなかったかもしれませんが、少なくとも知能を持った生物が集団生活・定住生活を行っていた可能性は充分考えられます。

【数万年前】スターフォール諸島文明(仮称)/ソニックフロンティア

カオスエメラルドを持ち込んだ惑星外からの移住者たち(古代人)が築いた文明
スターフォール諸島に限定される地域文明だが、当時のどの文明よりも圧倒的に高度であったことがセージから語られている。

エッグマンの音声ダイアリーから世界的な進出はしなかったと考えられるが、スカイサンクチュアリからポータルが発見されていることから推測すると、THE END戦後に島を離れた者たちが持ち込み、そこで文明を築く手助けをした可能性や、THE END戦後にスターフォール諸島から何者かによって持ち出された可能性等が考えられる。

【数万年前】ガイア文明(仮称)/ソニックワールドアドベンチャー

ガイア文書・ガイア神殿を遺した文明。
時期としてはスターフォール文明と同じ数万年前と言及されていますが、神殿巨人がカオスエメラルドの力で動くことを考えると、時系列的にスターフォール文明のかなり後に築かれた事がわかる。

また、関連遺跡を世界中に遺していることから、この文明が世界的に影響力を持っていた、非常に強大な文明であったことが推測できる。
なお、ソニックワールドアドベンチャーの物語中でピックル教授から、「星の力がカオスエメラルドを癒しカオスエメラルドは星の傷を癒す……」と言及があり、実際に神殿へカオスエメラルドを奉納することで星は元の形に戻るため、ソニック達の星にカオスエメラルドが大きく影響していることが推測できる。ただ、カオスエメラルドはこの星誕生のかなり後に古代人達が持ち込んだものであると判明したため、カオスエメラルドはこの星に、後天的に何らかの影響を与えた(現在進行形絵与えている)ものと考えられる。

【3000~4000年前】エキドゥナ・ノクターン族文明(第4文明)/ソニッククロニクル・ソニックバトル

一気に時代は進み、3000~4000年前。ジェラルド・ロボトニックが、第4文明と定義づけた文明。
ソニックバトルの時点では「エメル(ギゾイド)を製造した文明」と言うことのみ判明していたが、ソニッククロニクルでその詳細がノクターン族達から語られた。

ギゾイドを製造していたことを考えると、高度に機械科学が発達していたものと思われる。
また、その影響力は世界中に広がっていた可能性が高い。同時に、この勢力に最後まで抵抗していたのが、ナックルズ族・パチャカマであった様子がソニッククロニクル内で語られていた
※ソニックアドベンンチャー・パーフェクトガイドなど、関連書籍に記載されている記述によると、パーフェクトカオスの暴走は3000年前の出来事となっており、ソニッククロニクル・ソニックバトルでは第四文明は4000年前との語りになっていたため、おおむねの年代として3000~4000年前と表記しています。

【3000~4000年前】エキドゥナ・ナックルズ族文明/ソニックアドベンチャー・ソニッククロニクル

ソニックアドベンチャーで語られた、ナックルズ直系のご先祖様たちが築いた文明
ソニックアドベンチャー時点ではパーフェクトガイド等にて3000年と記述されていたが、ソニッククロニクルでノクターン族のノウェムと、ナックルズ族のパチャカマが対抗していた事が語られたため、年代が曖昧になった。

ナックルズ族とノクターン族が同年代の文明あったにも関わらず、ナックルズ族は機械科学がそれほど発達しているようには見えない事は文明の特徴的な点の1つ。
クロニクル後半ではパチャカマがノウェムに屈していた事が語られたため、戦いの中でナックルズ族は一度、ノクターン族に敗北していた可能性が考えられる。
さらに、物語の中盤で仲間になったノクターン族のシェイドからは、パーフェクトカオスによるナックルズ族の壊滅の事実を知っていることが明かされている。

このことから、おおよその出来事の順序としては「ノクターン族(ノウェム)がナックルズ族(パチャカマ)を服従させる」→「ナックルズ族がパーフェクトカオスの暴走により壊滅」→「ノクターン族がトワイライトスペースへ追放(アーガス事件)」→「ナックルズ族の生き残りがエンジェルアイランドを浮上させる」のとなる。

なお、ソニックアドベンチャーパーフェクトガイドに記載されている内容には、ナックルズ族とノクターン族との抗争があったことについての文献は存在しない
※ナックルズ族が一時的にでもノクターン族に敗北・従属していた場合、それらの歴史を封印(不都合な歴史の改ざん・隠ぺい)された可能性が考えられます。
※もちろん、ただ単に文献として見つかっていないだけなども充分に考えられる。
※この点については、本記事後半で考察してみます。

【時期不明】バビロン/ソニックライダーズ(SSS)

ジェット達バビロン盗賊団のご先祖による惑星への移住
文明の進化にどの程度影響を及ぼしたか?どの程度の文明を築いたかなどは不明ですが、かなり高度に発達した科学技術を擁していたことが見てとれるため、何らかの影響があったと思われる。

なお、SSSの物語の中でナックルズが遺された遺跡の古代語を読めた事と、ソニックフロンティアのエッグマン音声ダイアリーを聞く限り、比較的新しい(と言っても数千年~万年単位。スターフォール文明以降。)の出来事だったと推測できる。


【2000年前】ブラックアームズ/シャドウ・ザ・ヘッジホッグ

ブラック彗星に住まう、ブラックアームズ達による惑星への干渉
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ内のステージ、スカイトループス(飛行神殿遺跡)を惑星へ送り込んだり、プロフェッサー・ジェラルドに協力して究極生命体、シャドウの創造に力を貸すなどちょくちょく干渉があった様子。

50年単位で接近できるのに、この時代まで侵略・家畜化をしなかったかは大きな謎。(生命体が増殖するまで待っていた?)
確認できる最古の接触は約2000年前。(スカイトループス攻略時にブラックドゥームから語られた)


【時期不明】エンジェルアイランド(ヒドゥンパレスとスカイサンクチュアリ)/ソニック・ザ・ヘッジホッグ3・ソニック&ナックルズ・ソニックフロンティア前日譚

ソニック作品における重要な舞台となるにもかかわらず、未だ大きな謎を抱えている遺跡群
マスターエメラルド・カオスエメラルドと深く密接にかかわっていることや、かなり古い年代に建築された遺跡群であること程度しかわかっていない

これまで、この2遺跡についてはクラシック期の物語の中だけで描かれていたが、ソニックフロンティア前日譚にて、モダンソニックの世界にも存在する遺跡であることが判明した。
※ヒドゥンパレスについては過去回想シーンのみ言及。

なお、スターフォール諸島のポータルゲートが隠されていたことから、スターフォール文明崩壊後に外界に出た古代人たちとの関係性が疑われる。

古代文明?【時期不明】ロストヘックス/ソニックロストワールド

六鬼衆が住まう天空に浮かぶ幻の大陸、ロストヘックス。
いつから、なぜ浮かんでいるのかは全くの不明だが、地層的特徴などがソニック達の故郷、サウスアイランド等と似たものになっていることから、同時期の年代・地域にあった文明と何らかの関係性が考えられる。


【時期不明】地域・年代不詳の遺跡群

サウスアイランドやウェストサイドアイランド。エンジェルアイランドにあるサンドポリスやソニックRのリーガルルーイン。その他クラシック期のソニック作品に「エピソードのみ」語られた古代文明群。さらにモダン期だと、ソレアナのダスティデザート・ソニアド2のピラミッドケイブ・ソニックヒーローズのシーサイドヒルなど数多くの遺跡群があります。

カオスエメラルド・マスターエメラルドに関係なさそうな遺跡も多いですが、様々な作品に登場した数多くの遺跡についてはすべて「謎」です。

描かれている壁画や文字などを見比べると、共通点のあるものも見受けられるのですが・・・・
これにはかなり時間を使った調査が必要になりますね。


年代順にならべた図にしてみた

上記の文明・遺跡群を時系列がわかっているものを並べてみました。
※年代のハッキリしないものは入れておりません。

ここから考察!もしかしてこの文明はここに入る?

ここまでは情報の整理。ここからは、オマケの考察です。
上記の時系列に、当てはまりそうな文明を仮に入れてみました。一応、根拠はあるので、それもまとめて記述致します。

ではまず、入れてみた後の時系列年表を・・・・

仮に入れてみた文明その1/原始エンジェルアイランド文明(第二文明)

スターフォール文明の生き残りの古代人達が外界へ逃げ延び、一部の者がこの星由来の文明に受け入れられ、技術の伝承を受けて発展させた文明・・・と仮定ソニックアドベンチャーでエンジェルアイランドが落下した位置=エンジェルアイランドが元々あった位置(もしくはその近郊)であることはある程度明白であるため、エンジェルアイランドの元々の地理的位置が海岸沿いであることを考えると、位置関係的にはそれほどおかしくはない。

遺跡の完成まで古代人達が存命中であったかどうかは定かではないが、一部の技術についてはここで伝わった可能性が考えられる。
代表的な遺跡はスカイサンクチュアリ・ヒドゥンパレス。

スターフォール文明との技術的共通点・共通要素としては、下記のものがあげられる。

  • スターフォール諸島のポータルがスカイサンクチュアリに存在していた
    ※もしかしたら一部の古代人はTHE END戦前に世界中に散っていた可能性もありますが、いまのところスターフォール文明との関係性が見つかっているのはスカイサンクチュアリのみ。今後の作品で語られるとしたら、面白い展開が期待できそう。
  • マスター・スーパーエメラルドの祭壇など、カオスエメラルドの力をさらに引き出す技術(古代人以上の技術)が考案されている
  • カオス・マスターエメラルドの力の作用に関係なく浮遊する建造物
    ※エンジェルアイランドの浮遊自体はマスターエメラルドの力だがヒドゥンパレスの浮遊遺跡群はそれとは関係なく浮かんでいる。つまり、両エメラルドが無くても遺跡はある程度正常に機能を保持している
  • 短距離だが、空間転送装置がある(電脳空間のポータル移動技術の変形)
  • マスターエメラルド、カオスエメラルドの存在がある程度前提になっている(地下の祭壇/エメラルドのスーパー化など)

など。

ソニックジェネレーションズ:スカイサンクチュアリ(本ステージは時間をつなぎ合わせたものであり、クラシックソニックの世界のステージである可能性が高いですが、3D作品で初めてスカイサンクチュアリが確認できたシーンでした。)

その他、関連性が考えられる点としては、チャオの生息域であったことや、(特に)カオスの生息がこの辺りであったこと。
古代人達はこの周辺で滅亡し、何らかの形でDNAを遺したと考えることができる。
※ソニックバトルの舞台もこの近郊だったようですが、ホーリーサミットの火口にもカオス(ティカルと天に昇ったカオスとは別個体)が存在していた。

なお、第二文明としているのは、エキドゥナ・ノクターン文明を第四文明とした場合、それまでに3つの文明が存在したと仮定。第一をスタフォール文明・第二をこの文明・第三をガイア文明と仮定したためです。
※「第四文明」については同時期に世界に存在していた四つ目の文明と言う意味なども考えられます。

この文明が崩壊し、その技術の一部は長い年月を経て、次の文明(ガイア文明)に引き継がれた。
※カオスエメラルドの利用方法等。マスターエメラルドについては詳細不明。

仮に入れてみた文明その2/第一次文明乱立期(原因不明)

世界中に影響力を持っていたガイア文明が崩壊し、世界中で様々な文明が出来ては消える、混迷の時代。
数万年続いたと考えられ、この間に既存技術の多くが失われ、同時に多くが新しく作られた可能性がある。

この時代を入れた理由は、世界的な文明であったガイア文明がそのまま継続していた場合、世界統一文明に発展していたであろうが、この後の遺跡群を見るとそうはなっていない。とすると、ガイア文明が何らかの理由で崩壊もしくは世界的な文明ではなくなる事態に陥ったと考えられるためです。

恐らくこの時代が数万年ほど続き、一部の文明が機械技術を発展させ、エキドゥナ・ノクターン文明が成立したのではないか?
なお、この頃に原始エンジェルアイランド文明・ガイア文明が崩壊した後、ナックルズ族よりも前にミスティックルーイン周辺に存在した文明が、ソニックアドベンチャーで登場したマスターエメラルドの祭壇・周辺の整備を行った可能性があります。

また、ヘッジホッグとエキドゥナの祖先が共存していた可能性を示唆する「リーガルルーイン(Regal Ruin/王の遺跡)」(ソニックR)もこの時代だと推測できる。(エキドゥナ人はパーフェクトカオスの暴走及びアーガス事件以後、地上から姿を消したため、リーガルルーインはそれより前と推測できる)

仮に入れてみた文明その3/第二次文明乱立期

これは、ノクターン族が世界を支配するレベルの文明であったと仮定した場合に発生したと考えられる、混迷の時代。
ノクターン族・エキドゥナ族が壊滅したため、支配文明・支配民族が消滅。世界中が独自の文明・国の建国などを行うために発生した2回目の混迷時代。
前回の混迷期より期間は短く、各地域で独自の文明が発展していた可能性が考えられる。

文献と証言から考える、ノクターン族とナックルズ族の関係とナックルズ族のその後

ここからはソニッククロニクルをプレイした結果、予想以上に濃い内容を語っていたので、ちょっと思いついた考察です。
後々、詳しく考察してみたい案件ですね。

ノクターン族とナックルズ族についてと大まかな時系列

3000~4000年前、ナックルズ族は穏健派であったティカルの祖母の死後、パチャカマが統率して近隣周辺を平定する、強力な戦闘民族として台頭しました。
一方、ノクターン族はノウェムを頂点として、かなり広大な範囲(世界中レベル?)に影響力を持つか、支配する文明を構築していたようです。

互いの遺跡や当時の使用技術を比較しても、文明力差は歴然
ナックルズ族は石材建築をベースにしたいわゆる古代文明的なもの。モチーフになったマヤ・アステカ・インカ文明あたりをベースにしたものになっています。
武器もパチャカマが持っていた石と木で作った槍など、原始的なものだったことが伺えます。
※そもそも、ナックルズ族は肉体自体が強力な武器なので、手持ち武器などについては象徴的意味合い程度しかないのかもしれませんね。
なお、テイルスがティカルの見せた過去の世界にてリズムブローチを取得していることを考えると、体内エネルギーを活性化・秘めている力を呼び起こすなどなど、機械技術とはまた違った独自の技術を持っていた可能性も考えられます。

一方、ノクターン族はギゾイドなど、高度な機械技術をベースとしてたいようです。
物語の中ではソニックバトルで登場したエメル自身も当時に製作された事が語られており、ノクターン族自身もバトルスーツのような装甲で身を固めていました。
※ノクターン族がアーガス事件によってトワイライトスペースへ追放されたのは、ソニック達の次元の時間軸では3~4千年前ですが、ノウェム自身が生きていた事や、その他の証言から推測して、トワイライトスペースでは長くても数十年程度しか経っていないと考えられます。つまり、ソニッククロニクルで襲来してきたノクターン族の技術力は、パチャカマと戦った時からそれほど革新的に進歩していないと考えられます。
※カオスエメラルド・マスターエメラルドの使用技術についても、かなり高度なレベルを持っていた可能性があります。
※トワイライトスペースでの時間の経過は不明な点が多く、ノウェム自身も「何千年も前から決まっていた」と発言しているため、上記の点については別の考察が必要となります。

このことからも、ナックルズ族よりもノクターン族の方が遥かに規模が大きく、多くの技術面において進歩していたことが伺えます。

そして、この2種族の戦いは最後まで行われ、最終的にはパチャカマの敗北で終わったようです。
ソニッククロニクルの物語の中で、下記のような言及がありました。

ソニッククロニクルより:物語終盤でノクターン族の指導者、ノウェムから語られた内容。ナックルズ族がノクターン族に屈していたことがわかる。
ソニッククロニクルより:物語中盤でノクターン族の戦士、シェイドが語った時系列がよくわかる内容。ナックルズ族は最後の抵抗勢力ではなく、ノクターン族世界統一の終盤まで独立を維持していた数少ない勢力であったことも見てとれる。ノクターン族にとって、ナックルズ族の服従以後の戦争は消化試合のようなものだったのだろう。

これが真実だとすると、パチャカマはノウェムに敗北し、一時的には従属関係にあったようです。
そしてシェイドの証言が真実だとすると、パーフェクトカオス暴走・ナックルズ族(事実上の)滅亡は、ノクターン族がトワイライトスペースへ追放される直前の出来事のようです。

この時系列から考えると、ノクターン族への従属期間中にパチャカマが勢力拡大を図り、マスターエメラルド・カオスエメラルドの力を手に入れようとしていたのは、ナックルズ族・ノクターン族の勢力拡大とはまた別の意図があったのではないか?
と推測することができます。

記録と証言から見てとれる時系列と出来事から見えてくる、当時の詳細な時系列

パチャカマはティカルの祖母の死後に拡大路線を鮮明にし、他国へ攻め込み勢力を拡大しましたが、この時すでにノクターン族に支配されて従属していた可能性が高いことがわかります。つまりこれは、ナックルズ族の勢力拡大ではなく、ノクターン族の一戦力として、世界統一の手助け(最後の一歩)をしていた可能性を示唆します。

これは私たちの歴史上でも起こっている事ですが、古代文明(に関わらず近現代も含む)において明確な支配民族が存在する場合、その文明に従属していた文明・民族は基本的に大きな差別を受けることがあります。そうすると、従属した民族・国は支配民族に優遇してもらうため被支配民族の中で地位を高めようとし、積極的に戦争に加担する行動に出る場合があります。なお、こう言う場合の支配民族(この場合はノクターン族)は一人の犠牲も出さないよう、前線には直接出向かない(監督官や少数部隊を監視に置く)ことが多くあります。
※ノクターンに一時的にでも従うことで、被支配民族はそれだけ地位が高くなります。
※ノクターン族が被支配民族に対してどのような体制を敷いていたかは不明ですが、ネスター・ザ・ワイズがノクターンの指導者に批判的な記述を多く残していることや、トワイライトスペースでの所業から、それほど良い支配体制ではなかったことが推測できる。
※ノクターン族が機械技術を被支配民族(ナックルズ族)に提供していなかったことからも、同様にその可能性が見てとれる。
※上記より、パチャカマはかなり悔しい想いをしていた可能性がある。

ソニックアドベンチャーより:つまりここで言う「我が国」とは、ナックルズ族の国ではなく、ノクターン族が支配するもっと大きな規模での「国」であったのではないだろうか?

ナックルズ族がノクターン族へ服従していた期間や時期については詳細は不明ですし、ナックルズ族が服従した時期がティカルの祖母の存命中であったか、死後であったかで、解釈が大きく分かれるのですが、これはおおむね推測が出来ます。

推測するための大きな要素は、ティカルの年齢です。
祖母の存命中にティカルは物心ついた年齢でした(口伝を引き継いでいた)そう考えると、ティカルの祖母が亡くなってからパーフェクトカオスの暴走までは、概ね10年程度と考えられます。そして、パチャカマはその10年程度の短期間で拡大路線に切り替えて戦線を拡大し、ノクターン族との戦争に敗れて従属。その後に自分たちの地位を高めるためにノクターンの世界統一に加担した・・・。

・・・時間的にちょっと無理がありますね。10年未満と言う時間は短すぎます
そうすると、ティカルの祖母が存命中(穏健派が主軸)にノクターン族がナックルズ族に戦争を仕掛ける。
この時はまだナックルズ族は諸民族の1つでしかなかったが、戦争の中でパチャカマが一族をある程度統率して徹底抗戦し、壮絶な抵抗を見せるが最終的には敗北してノクターンへ従属。この最中にティカルの祖母が亡くなり、パチャカマはナックルズ族をノクターン族の支配する国の中で確固たる地位を築くため、ノクターン族の尖兵としてまだ支配されていなかった他国へ侵略を開始し、近隣諸国を平定していく。(この際にナックルズ族の完全な統率に成功。より強力な戦闘集団となる。)
この後数年後にパーフェクトカオス暴走が発生・・・・。

この方が時間軸的には綺麗ですね。
期間的にも10年以上の時間で考える事が出来ます。

それだけだったのか?族長パチャカマの性格と状況から考える一つの可能性とその結果

数少ない記録の中から族長パチャカマの言動を見てみると、上記で述べたような被支配民族(ノクターン族の従属民族)で納得するような性格ではないことが考えられる。
むしろ、支配されている状態に対しては大きな不満を持っており、それをなんとかして覆してやろうと考えていたもおかしくはない。
また、上記で述べた通り、ノクターン族は被支配民族に対してそれほど良い統治体制を敷いていたとは言えない可能性が高いため、被支配民族側で大きな不満がくすぶっていた可能性も考えられる。

そうすると、パチャカマがノクターンへの従属後に近隣を平定し、さらにカオスエメラルド・マスターエメラルドまで強引に手に入れようとして積極的に動いていたことについては、一つの可能性を見出すことが出来る。

それは、ナックルズ族の完全独立・ノクターン族への再戦だ。

上記の考察からノクターン族が侵攻してきた時、パチャカマの統率力とナックルズ族持ち前の高い戦闘能力により、ノクターン族を相当苦戦させたことが伺える。
しかもその時点でのナックルズ族は、崩壊前のような統一された強固な存在ではなく、統一もされていない一部族だったにも関わらずです。

とすると、ノクターンとの戦争、その後の近隣平定戦争の中で強力な国家(ノクターン族の従属国家の1つ)となったナックルズ族は、ノクターン族に服従した時とは比べ物にならないくらい強大な存在へと変化していたと考えられます。

しかしそれでもまだ、強力な機械兵器(ギゾイド)を主軸とし、生身の状態でナックルズ族に近しい戦闘能力を持つノクターン族と言う、途方もない敵に対抗するには力は足りない・・・。しかし、これ以上は平定する近隣諸国(自分の傘下において、ノクターン族との再戦時に戦力にできる勢力範囲)も数限られている。

こうなると、自らの支配地域(当時ナックルズ族が住んでいた地域はミスティックルーイン周辺)に存在し、大きな力を持つとわかっているカオスエメラルド・マスターエメラルドの力に手を出すしか選択肢は無かった・・・。

そう考察すると、

パチャカマの行動はただの侵略戦争・領土拡大のためだけのものではなかった。
戦争を肯定するわけではないですが、これらのパチャカマの言動を、また少し違ったものとして見ることが出来るようになります。
ノクターン族の支配体制が平和的であり、被支配民族を平等に扱うような体制であれば、この出来事は起こらなかったのかもしれませんね。

ナックルズ族のその後

ナックルズ族・パチャカマは越えてはならない一線を越え、その結果として自民族の(事実上の)滅亡を迎えてしまった。
そしてその結果、自民族の多くを失うこととなり、生き残った者(ナックルズの先祖)マスターエメラルドの力を使ってエメラルドの祭壇がある地域を天空へと浮上させ、エンジェルアイランドが誕生。

数千年の時を経て、とうとう最後の一人になってしまった・・・。

と言うものが、ナックルズ族とナックルズの現在点なのですが・・・一つ、可能性のようなものがあったので、言及しておきます。

ナックルズ族の首都と思われる場所があったミスティックルーイン。
ここに残された遺跡を見てみると、パーフェクトカオスの暴走後、ナックルズ族が少しの期間、もしくは一部が地上に残っていた可能性が考えられるのです。
それは、ミスティックルーインにあるピラミッドの外見及び、ピラミッド内のステージ、ロストワールドに手掛かりが遺されていました。

この考察については後々行うとして、ナックルズ自身は自分の事を「ナックルズ族・エキドゥナの最後の生き残り」と語っています。
実際に彼が、物心ついた時から、たった一人でエンジェルアイランドでマスターエメラルドを護っていたと言う環境が、それを強く物語っています。

しかし冷静に考えると、彼は突然空から降ってきたわけではなく、両親の間に生まれた子供になります。
そして、彼の年齢を考えると、彼の両親は病死・事故死と言う突発要因を除くと、どこかで生きている可能性が考えられます。
また、これまた冷静に考えると、生まれて自活できるまでは、少なくとも「何者か」が子守をしたと考えられます。

この2点の要素を考えると、もしかするともしかするとですが、エンジェルアイランドと共に天に上ったナックルズ族の他に、地上に残ったナックルズ族がいたかもしれません。そして、エンジェルアイランドには代々1人だけを残し、後の者は別の場所で密かに後継者を育てるような隠れ里が存在してる・・・とか考えてしまいます。

これは、考察でもなんでもなく、個人的な希望なのですが、遠い将来、いつかナックルズから「お、親父?に・・・おふくろぉ!?」と言うセリフが聞けることを切に願い、これを書き記しておきます。

おまけ♪ ナックルズ・ザ・エキドゥナと言う名について

ソニックの物語の中で、ナックルズの種族については「ナックルズ族」「エキドゥナ族」「エキドゥナ」といくつか言及が分かれます。
最新作のソニックフロンティアでは、エキドゥナエキドゥナ族が採用されていました。

今回の考察・資料作成で多く取り上げた作品、ソニッククロニクルは、諸事情あってソニック作品の中ではマイナーであり、公式も言及をそれほどできない作品になっています。
本作に登場したシェイドはエキドゥナ・ノクターンであり、ソニック達がトワイライトスペースから脱出する際も、しっかりとサイクロン号に乗っており、こちらの次元へと帰還しています。
つまりこの時点で、エキドゥナは最低でも2人いることになります。

ですが、上記事情もあってなのか、はたまたソニッククロニクルのラストがブン投げ展開で終わっているため(マルチバース的に言う一つの結末)なのか、ソニックフロンティアの次元世界とは別の次元世界のお話であるためかは定かではないですが、ソニッククロニクル以降に発売された作品では、この設定はほぼ無いもの扱いになっています。

とは言え、ソニッククロニクルの物語が実際に起きた次元世界は存在しており、それは、過去に数多くの次元で実際に起きた出来事に起因しているため、ソニックフロンティアはじめ、他のソニック作品における過去の時間軸の中ではナックルズ族とノクターン族の抗争は差異はあれども起こったことと考える事が出来ます。

そうすると・・・・・・です。

ナックルズと言う名称は、彼の子孫である、ナックルズ族由来のものであります。
これはまぁ周知の事実なのですが、敵対勢力として描かれている存在が、ノクターン族なワケです。

そして、ノクターン族もまたエキドゥナなワケですよね。

という事つまり・・・

こう言うことになりませんかね?
「だから何?」ですって?

要は、ナックルズは自身の民族であるナックルズ族最後の一人であり、さらに、ノクターン族含めたエキドゥナ人の最後の一人でもある。
つまり、2重の意味での最後の一人、全てのエキドゥナを背負った存在・・・・という事ですよ。

編集後記

・・・はい。ひとまず今回はここまでで以上です。
Twitter小休止後の復帰一発目の考察資料として出すだけのモノだったのですが、書いているうちに筆がのってしまいました。
ソニックフロンティアの考察もまだ途中なので、この後そちらに戻ります。

また考察内でも述べた通り、ナックルズ族についてのより詳細な調査・考察もまたの機会に行ってみたいですね。
ソニッククロニクルが若干消化不良ですし、達成できていないミッションもあるので、その中に大きなヒントが転がっているんじゃないか?とも考えていますし、ロストワールド(ソニックアドベンチャー)の追加調査もやってみたいところですのでね。

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