
ソニックフロンティア考察第3弾:電脳空間の内部構造についての考察
長かったソニックフロンティの考察・調査レポートですが、いよいよ一つの大詰めを迎えることに。
前回でココについての考察を終えましたので、今回は電脳空間の考察を行っていきます。
結果として、物語の中で誰が何をしていたか?についても踏み込むことになったので、そちらについても同時並行でまとめてみました。
目次
- 電脳空間の内部構造を探る
- 電脳空間とは?
- ┣電脳空間:物語でわかること整理
- ┗電脳空間:これまでの考察でまとめたこと整理
- 電脳空間が有する機能
- ┣デジタルドリームの主な機能のおさらい
- ┗物語であった出来事から推測する電脳空間の主な機能
- 電脳空間内部に存在する意思
- ┣存在する3つの意思
- ┣どの意思が保有しているか判断が難しい機能
- ┣THE ENDが持っていたと推測できる機能
- ┣古代人(仙人・長老ココ含む)が持っていたと推測できる機能
- ┣セージ(エッグマン)が持っていたと推測できる機能
- ┗ここまでの内容で、電脳空間を図解化してみる
- “色”で、各意思の行動の意図を探る
- ┣電脳空間でみられる、特徴的な色
- ┗物語でみられる2色の対立が見てわかる特徴的なシーン
- この仮説を前提に、分類不明だったいくつかの機能について考察してみる
- ┣巨神や守護神、神兵の制御
- ┣現実空間への魂体(義体)の固着
- ┣電脳空間内の防衛機構
- ┣ポータルゲート間の移動
- ┗ここまでの内容で図解化してみる
- これまでの内容で推測できること
- ┣セージに起こった色の変化から読み取る心の成長
- ┣ソニックの電脳化と電脳空間落ち
- ┣>エミー達を捕えていたのはTHE ENDで、魂の義体は古代人
- ┣物語の進行に応じて、電脳空間内部は変化している
- ┣ワームホールの現出(現実空間物質・生命体の取り込み)
- ┣仮想空間の設定
- ┗ソニックやデスエッグロボを攻撃したのは何者?(島外侵略者用防衛機構)
- 以上の考察から導き出される電脳空間の内部構造
- 編集後記
電脳空間の内部構造を探る
ソニックフロンティアの物語は大まかに言ってしまえば大まかに分けて5つの勢力が下記の目的で動く物語でした。
- セージ
- THE END復活を阻止し、マスターであるエッグマンの安全確保と、電脳空間内からの脱出を試みる。なお、エッグマンとは若干個別に動いている行動が多いため、個別にしました。
- エッグマン
- 電脳空間から脱出してこの技術を使って世界征服をする!
- ソニックたち
- 捕えられた仲間たちの救出するとともに、カオスエメラルドが集まっている理由やスタフォール諸島の謎を解明する。また、エミー・ナックルズ・テイルスの3人も自分を基に戻すためや、ココ達のためにソニックの冒険をサポートする。
- THE END
- 自身の復活とこの星の封印(破壊?)
- 古代人・ココ
- ソニックの旅の手助けや、自分たちの事をソニック達に伝えることなどを主とするが、潜在的にはTHE ENDの復活阻止も含まれると考えられる。
しかし物語を見てみると、この目的にそぐわない、不可解な行動をとっているキャラクターや、誰が何をしていたかが非常に分かりづらく描写されている出来事が多くありました。
最終的にこれを読み解くための考察をずっと行っているワケなのですが、今回はその最終考察へ至る最後の砦です。
・・・と、前置きはここまでにして本編をどうぞ。
今回もまた、長くなりますよ。
電脳空間とは?
ではまず、これまでの考察も交えて電脳空間の概要についておさらいしましょう。
電脳空間:物語でわかること整理
いまさら説明の必要もないですが、古代人達が作った巨大システムですね。
古代人の記憶や記録、地図データなどが保存されており、THE ENDも封印されています。
ソニックやテイルス達と言った生命体を取り込み、肉体を保存することもが可能。
また、ポータルを使用して別のポータルへ移動することや、入り込んだ人物の記憶に基づき、内部に生存可能な空間(仮想現実空間)を構成することもできます。
その範囲は基本的にスターフォール諸島内に限られているようですが、ナックルズはスカイサンクチュアリに設置されていたポータルからスターフォール諸島へ移動しているため、スターフォール諸島外部からのアクセスも可能と考えられます。
※エッグマンのラストシーンについては場所が不明のため諸島外部なのか、諸島内部なのかは不明。
なお、これらの機能以外にも様々な機能があり、基本的にスターフォール諸島にある全ての機能は電脳空間と繋がっており、システムの作動に必要なエネルギーは、各島にあるエメラルドデバイスへカオスエメラルドをセッティングすることでえられる。
THE END封印の後に機能を停止したが、数万年の時を経てエッグマンが再起動してしまい、今回の物語を引き起こした。
これがまず基本情報。
電脳空間:これまでの考察でまとめたこと整理
電脳空間は古代人とTHE ENDの決戦後、THE ENDが復活しないようにシャットダウンされて機能を停止した。
このため、スターフォール諸島の機能が全く使えなくなり、同時に古代人達は民族としても致命的なダメージを受けたため、自分たちが滅亡することを悟った。
このため、万が一にも電脳空間が再起動された際にTHE ENDがすぐに復活できないようにすることを防ぐため、生き残った古代人達により、残った資源で電脳空間に近いが規模の小さなシステム、デジタルドリームを開発し、レイア島の封印タワーを建造。
レイア島の封印タワーはデジタルドリームに管理機能が組み込まれ、これにより、電脳空間がエッグマンによって再起動した直後にTHE ENDが復活することが防がれた。
また、電脳空間へのアクセスデバイス及び一時記憶保存装置だったココの中の記憶データ(胸に納めていた個々の古代人の記憶)を電脳空間へアップロードできなくなったため、ココを動ける状態(記憶の入った小型の神兵のような存在)に改造。指導者格の古代人達が長老ココ・仙人ココとなった。

これは同時に、スターフォール諸島へ訪れた者たちに対してTHE ENDについての警告や自分たちの遺志を直接を伝えるためのものであったが、数万年と言う時間の経過とデジタルドリームの不完全さゆえに仙人・長老ココのデータや、古代人達の人格データが破損し、現在の状態となった。
なお、それらの動力は残されたカオスエメラルド・エメラルドデバイスであり、これがデジタルドリームや島中で動くココ達、スターフォール諸島全体にエネルギーを供給し続けた。
数万年の後、エッグマンが電脳空間を再起動させた際にデジタルドリームに組み込まれた封印機構(レイア島の封印タワータワー)が作動して電脳空間内にいるTHE ENDの封印を強化したため、すぐに復活することは無かった。
※ただし、システムの一部は掌握していたため可能な範囲で行動し、ソニックを自身の復活のために導いた。
前回考察までで出した電脳空間とデジタルドリームの図解がこちら。

概ねこんな感じですね。
では続いて、物語やこれまで行った考察から電脳空間がどのような機能を持っているかについて紐解いていきましょう。
電脳空間が有する機能
続いて、電脳空間がどんな機能を持っているかについて、整理してみましょう。
デジタルドリームの主な機能のおさらい
まずは、デジタルドリームの機能から・・・。前回考察でまとめた内容の整理とおさらいです。
ココへのエネルギー供給
スターフォール諸島で動き回るココへのエネルギー供給。この機能があったからこそ、ココ達は数万年間稼働し続けた。
最新のマップデータ
ソニックが冒険し、脳内へインストールされたスターフォール諸島の最新マップデータ。
古代の決戦でTHE ENDを封印した後に電脳空間を閉じたのであれば、それ以後に誕生したであろう仙人ココや解放ギミックのデータがマップにあったのはおかしいため、デジタルドリームの有する機能と考えられる。
解放ギミックの制御
ソニックが冒険したスターフォール諸島内の解放ギミックの制御及び、解放時のマップデータインストールに関する機能一式。
上記と同様の理由により、デジタルドリームの有する機能と考えられる。
レイア島封印タワーの制御機構
3体の巨神を倒すことで出現したレイア島の封印タワーの制御機構。
THE END封印のために事前に建設したのか事後的に建設したのかは判断が難しいところですが、前回考察にて「事後」と結論つけたため、デジタルドリームが管理する機能と推測。
電脳空間を覗き見る機能(仙人ココ限定)
仙人ココがデジタルドリームを通じてソニックの存在を察知したことで存在を考察することができた機能。
電脳空間が再起動した際にデジタルドリームの機能が融合もしくは併設に近い形でくっついた結果、これができるようになったと推測。
ソニックの身体能力向上
電脳空間でソニックのデータを知ることができた仙人ココ・長老ココがソニックを手助けするために行った行為(機能)。
記憶が薄れてしまい、あくまで善意の行いだった可能性はあるが、THE END復活阻止を後世(ソニック)に託すために無意識的に行ったと考えられる。
物語であった出来事から推測する電脳空間の主な機能
ここからは、電脳空間が有すると思われる機能です。
物語の出来事から推測して、「このような機能がある」と思われるものについてリストアップしました。
ワームホールの現出(現実空間物質・生命体の取り込み)
物語冒頭、ソニック達を引きずり込んだワームホールですね。
誰が利用したのかは謎が多いところです。ナックルズについては島での戦闘までの経緯はわかりますが、封印された詳細な描写が省かれているので不明。
天の声(THE END女性ボイス)
封印されたTHE ENDであることが明白なもの。
ソニックにアドバイスを与える存在。旅の目的や行く先などを示し、不要なところへ行かないように制御壁を用いて行動を制限することもできる。
THE ENDの封印
巨神によって悪意や肉体の一部等が封印され、それをさらに電脳空間内へ閉じ込めて施した封印機能。
※レイア島の封印タワーがそれにより強力な封印を施した模様
これにより、THE ENDを活動停止に追い込むことに成功したが、代わりに電脳空間自体が使えなくなってしまい、シャットダウンしたと考えられる。
巨神や守護神、神兵の制御
スターフォール諸島内を徘徊する神兵・守護神たちの制御機能。
巨神についてのみ「セージが完全に制御できていない」ことが明かされているが、誰が制御していたのか?は謎。
神兵がココを襲おうとしている描写があったり、THE END復活の鍵となる巨神をわざわざ現実空間へ現出させたりと謎が多い。
自動防衛機能による自立行動型と言う可能性もあるが、上記の内容を見る限り可能性は薄い。
ポータルゲート間の移動
ポータルから別のポータルへと移動する機能。
本編中だとソニックのみだが、前日譚アニメにてナックルズも行っていることが確認できた。
ただ、電脳空間からの脱出はソニックのみが行えたことであり、本編内でもそのように語られているため、ナックルズが出来たことについては考察が必要。(何らかの条件があると考えられる)
また、ナックルズはエンジェルアイランドのスカイサンクチュアリからの転送・・・つまり、島外からの転送であるため、ポータル間移動はポータルさえ起動していれば、スターフォール諸島外からでも行えることが実証された。

生命体の幽閉
テイルス達に起こった現象で確認できた機能。
セージ曰く、現実世界と電脳空間の間で彷徨っている状態とのこと。
彼らの意図しない悪夢のような体験をさせられることがある様子。
なお、ソニックにより現実空間にて義体化状態が固定して以降は電脳空間と現実空間(ただし義体)で行き来が出来ている様子だった。
※レイア島で3人がソニックのところに集合できたことでがその証明。
現実空間への魂体(義体)の固着
電脳空間と現実空間の狭間に落とされたテイルス達が、現実空間で魂体のような状態で存在できた機能。(以後、義体と呼称)
基本的にソニックや植物などとの物理的接触はできないが、3人とも地面を歩き、テイルスは遺跡を「コンコン」と叩き、ナックルズは遺跡を殴ったことを証言しているため、何らかの条件で触れられるものと触れられないものがあると考えられる。
また、ココ達の言語を理解できたことや、セージの攻撃をナックルズが防げたことも特筆すべき点だと考えられる。
古代人のメモリー保存
これが電脳空間元々の存在理由。
記憶や意思などをアップロードし、「一つになる」ためのもの。
そのため、肉体保存や封印機能などについては、THE ENDの決戦を見越して付け加えられた機能だと考えられる。

ココを通しての記憶等のアップロード
上記の“保存”領域へのデータアップロード機能。ココを通して行っており、これにより、古代人達は電脳空間へ記憶や意思、普遍的なマップデータ等をアップロードしていた様子。
過去の映像を見せる(封印タワー・台座の無いポータルゲート)
カオス島でソニックとテイルスが遭遇した現象。
台座の無いポータルが突然起動し、二人に映像を見せた。
ポータルギアが無い状態で発動したことから、義体化していたテイルスが何らかの作用を及ぼし、起動した可能性が考えられる。
仮想空間の設定
ソニックのアクションステージやセージがエッグマンを保護していた領域など、その個人の記憶に基づいて構成される空間。ある程度自由に動き回ることができ、ソニックについては自力脱出が可能。テイルス達が幽閉されていた空間とは似て非なるように見える。
電脳空間内の防衛機構
物語中に一度だけエッグマンがGUNのヘリに襲われるシーンがあったが、このシーンで存在が確認できた機能。
外部からの侵入者に対して行われた攻撃だと考えられるが、どのような意思・意図で攻撃したかは詳細不明。

対島外侵略者用防衛機構
アレス島・カオス島への上陸の際、ソニックをレーザー攻撃したことで存在が確認できた機能。
デスエッグロボの破壊等もこの機能を用いられた可能性があるが、時系列的におかしい(エッグマン侵攻時、電脳空間は機能停止していた)ため、デジタルドリームの機能だった可能性がある。
しかし、それだと仙人ココがソニックを攻撃することに関与していたことになるため、現時点では説明が困難。
自動防衛なのか、何らかの意思が働いていたのか・・・・考察によって明らかにしていきます。
追記:マップデータ(旧)
これについては存在が明かされていないが、デジタルドリームに最新のマップがあることを考えると、それ以降の旧マップが電脳空間に存在していてもおかしくはないため、追記。
ここには恐らく、THE END襲来前(電脳空間をシャットダウンする前)までのマップデータが納められていると考えられる。
※過去の映像で見た砲台の位置や消し飛んだ施設などがマッピングされている推測。もしかすると、施設名や用途などについてもデータがあるかもしれません。
以上が、作品中で見てとれる主な機能です。
これで基本情報の整理が終了。ここからいよいよ、考察に入ります。
電脳空間内部に存在する意思
電脳空間の内部構造を考察するにあたり、どうしても避けて通れないことがありました。それは、「誰がいたか?」と「誰が何をしていたか?」です。
物語中、これは誰の仕業なのだろうか?という事が、とても分かりづらく描写されているシーンが多々ありました。
例えば、ソニックへのレーザー攻撃や電脳空間内でエッグマンを攻撃したGUNのヘリなど。
まずはこれを紐解いていきます。
最初は「電脳空間内部に何者がいたか?」
次に、「誰が電脳空間内の何の機能を有していたか?」
です。
存在する3つの意思
物語中、電脳空間内はいくつかの勢力がせめぎ合っている様子が見てとれました。
そしてそれは、おおむね3種類の勢力(意思)の存在を示してくれました。
その一つ目は、THE ENDです。
これは分かりやすいですね。天の声が代表的な存在です。
目的は自身の完全復活。THE ENDの行動は、すべてこの目的のために行われており、首尾一貫しています。
主な行動としてはソニックの誘導。巨神の破壊やカオスエメラルドの解放等を行わせました。
その他にも、整理するとこの存在が行ったと思われる行動は多々あります。
二つ目は、セージ(エッグマン)です。
電脳空間再起動時にエッグマンがインストールしたハッキングAIが電脳空間内で多くの機能を獲得して義体化した存在がセージですね。そして、そのセージの目的は「エッグマン(マスター)の守護・安全確保」これが第一であり、「THE ENDの再封印」を第二目的としていたようです。
このため、ソニックを倒そうと幾つかの攻撃を仕掛けてくるのですが、最終的にソニックが死ぬことが分かっているためか、他の理由があるためか不思議と攻撃は中途半端でした。
また、その他幾つかの行動で、THE END復活に加担しているような節も見受けられることが特徴的です。
※島に偶然やってきたナックルズを閉じ込めたり、積極的にソニックを止めようとしなかったり等。
最後の三つ目は、古代人です。
直接的に物語に干渉してくるワケではなく、ポータル解放や封印タワー・巨神撃破時に古代の記憶を見せることで、ソニック達に自分たちのことや起こった出来事などを伝えようとしているようでした。
※幾つかの行動において積極的に干渉していた可能性を見出すこともできます。
また、電脳空間内ではありませんが、仙人ココや長老ココがソニックの能力を引き上げたことも、ここに分類されるのかもしれません。
以上が電脳空間内で確認できた3つの意思です。
では次に、どの意思が電脳空間内でどのようなことを行っていたか、どのような機能を有していたかについて整理するため、前項目でまとめた電脳空間・デジタルドリーム内の主な機能を当てはめていきましょう。
ちなみに、物語の時系列に沿って電脳空間の内情が変化している様子ですし、判断が難しい機能などもあるので、重複している機能もあります。

どの意思が保有しているか判断が難しい機能
ワームホールの現出(現実空間物質・生命体の取り込み)
THE ENDもしくはセージが行ったと考える事が妥当。ただ、物語の流れの中で明確に誰が行ったか?については語られていない。
【重複】巨神や守護神、神兵の制御
巨神の制御については少しだけセージが行っていたことが判明しており、ムービーなどでは神兵をソニックやナックルズにけしかけるシーンなどが見られる。ただ、巨神を現実空間へ転送したり、セージが制御していない状態の時において、どの意思が制御していたかの詳細は不明。
ポータルゲート間の移動
機能自体はソニックの行動を補佐するものであり、島内ギミックを全て解くことでポータルギア無しで移動することも可能。
このことから、デジタルドリームが保有している機能とも考えられるが、ナックルズの例もあるため詳細は不明。
状況を考えると、割合どこの意思が保有していても不自然ではないが、可能性としては古代人もしくはTHE ENDが保有している可能性が高い。
現実空間への魂体(義体)の固着
幽閉についてはTHE ENDの可能性が濃厚ですが、義体を現実空間へ固着させている機能については、どの意思が保有しているかは判断が難しい。THE ENDからすると、エミー達はいてもいなくても、自身の復活へソニックを誘導することができたし、結果、彼らが現実空間でソニックと会話することで一番の利を得たのはココと結果的にセージだった。
【重複】仮想空間の設定
テイルス達を幽閉したのがTHE ENDによるものだと考えると、この機能もTHE ENDが掌握している可能性があります。
ただ、ソニックのアクションステージを見てみると、それほど強い敵意があるようには見えないし、エッグマンを襲撃したヘリと同質の意思も見てとれるため、保留。
※ソニックのアクションステージとエッグマンのいた空間は、ほぼ同質。ただし、エッグマン側は明確にセージの領域。
電脳空間内の防衛機構
唯一の事例がエッグマンへの攻撃でしたので、セージの可能性は無し。
そうすると、THE END(自身の封印を目的とするセージが邪魔になった)か、古代人(システム内でハッキングを繰り返す存在を駆除するため)になる。
島外侵略者用防衛機構(スターフォール諸島外部からの攻撃に対する防衛機構)
時系列が進むにつれ、機能を掌握している意思が移っていった可能性が考えられる。
エッグマン侵攻時は電脳空間がシャットダウンしていたため、デジタルドリーム(古代人)がエッグマンを攻撃した。
ソニックを攻撃したのは、スーパー化を解き、不時着させた島でエメラルドをデバイスから抜き取らせるためにTHE ENDが行なったか、ソニックを止めるためにセージが行ったと考えるのが妥当。
THE ENDが持っていたと推測できる機能

天の声(THE END女性ボイス)
これは明確にTHE END。
生命体の幽閉
3人は囚われている際、悪夢のような体験をしていることから、古代人が保持していた機能とは考えにくいし、そのようなことをする意味がない。また、ソニックが立ち去ることが目的なら、セージはテイルス達を解放してさっさと島を立ち去ってもらえればよかったのに、それをしなかった。(つまりできなかった)
エッグマンを解放できなかったことも、これを行っていたのがセージではない理由の一つ。
そして、ソニックは仲間を解放するために走り回っていたわけですし、レイア島でTHE ENDの封印が著しく弱まった時や、THE END撃破の直後にテイルス達が現実空間へ戻れたことも、この機能を利用していたのがTHE ENDである証拠だと考えられます。
※自身の封印は別の要因だったため、自分で出ることは(すぐには)できなかった。
古代人(仙人・長老ココ含む)が持っていたと推測できる機能

【重複】THE ENDの封印
セージも再封印のために動いていた様子が見てとれるが、あくまで主体は古代人。これは明白ですね。
レイア島封印タワーの制御
デジタルドリームの機能と考察済み。古代人側で管理していたと考えられる機能だったが、巨神の破壊によりシステム内でTHE ENDの影響力が強くなったため、権限が奪われて地上にタワーを出現させてしまったと考えられる。
ココへのエネルギー供給/最新のマップデータ/解放ギミックの制御/電脳空間を覗き見る機能(仙人ココ限定)
デジタルドリームで管理と考察済み。
ソニックの身体能力向上
誰が保有しているかはとてもわかりやすい機能ですね。
古代人のメモリー保存/ココを通しての記憶等のアップロード
これもわかりやすい機能です。古代人のもの。それ以外はほぼ考えられないと思われます。
過去の映像を見せる(封印タワー・台座の無いポータルゲート)
過去の出来事を伝えようとする、これも古代人達の遺志のようなものだと考えられる。
※条件設定で特定の行動時に発動するようになっていたと推測。
追記:マップデータ(旧)
これについてはどの勢力も掌握するメリットがほぼないため、古代人がそのまま保有していると考えられる。
セージ(エッグマン)が持っていたと推測できる機能

【重複】THE ENDの封印
古代人が主体。エッグマンを守護するためにカオスエメラルドを集めたり、ソニックの行動を阻止しようとしたりと言った行動をとった。ただ、幾つかの行動において不可解な点がある。
【重複】仮想空間の設定
セージがエッグマンの安全を確保するために設定した領域が存在するワケですので、セージにも一定の能力(機能)が備わっているものと考えられる。
また、この空間で面白いのはエッグモービルなどの物質的な存在を調達することが出来たり、他のデータへアクセスすることができる機能がそなわっていることだ。
これは、本来のセージの能力であることが考えられるが、この空間には通常の機能にセージの機能が付与されている、少し特別な空間になっているようだった。
以上です。
整理すると、セージの機能がほとんどありませんね。でも、それは仕方ありません。
セージは事象演算を繰り返しながら内部データの調査や巨神の操作(一部)のみを行っているくらいで、その他の行動についてはほぼ自身が直接的に下すことばかりでした。
※ソニックへの直接攻撃等
ここまでの内容で、電脳空間を図解化してみる

これで少し、内部構造が見えました。
それでは、さらに深掘りしていきましょう。
“色”で、各意思の行動の意図を探る
ソニックフロンティアの物語を見ていると、「特徴的な色」を見ることができます。
それは、セージに最も色濃く出ている色であり、時系列が進むごとにわかりやすく変化していきました。
そしてその色は、電脳空間内の大きな意思である「THE END」と「古代人」を明確に区分けしているように見えるものでした。
電脳空間でみられる、特徴的な色
その色とは、合計3系統。
一つ目は「黒・赤」、二つ目は「白・青」、三つ目が「紫」です。

前の二つは、セージの色ですよね。
登場時は常に黒と赤がベースとなっており、時系列に沿って成長し、カオス島で初めて白・青のカラー(通称:白セージ)が発現します。
そしてその色は物語が進むごとに頻度が増していき、最後の最後ではほぼ白・青が優性になっていました。
※分かりづらいので、以降は「赤・青・紫」の3色で統一します。
当初からこの色の変化には注目しており、その他にもこの色変化が無いか探っていたのですが・・・非常に特徴的なものであることがわかりました。
ちなみに「紫」は、中立的なポジションのようです。
赤と青の中間色であり、建築石材として使用されている加工石材・文様石の色でもあります。
エメラルドデバイスの回路部分などでも使われていますし、全ての存在にとって無害であった、ビッグの紫ポータルもこの色でしたね。
恐らく、古代人達のシステム上のベースカラーであると考えられます。
物語でみられる2色の対立が見てわかる特徴的なシーン
セージ
ソニックフロンティアの物語の中で、赤と青の色が最もわかりやすく変化している存在の一つです。
上述しましたが、その起点はカオス島の後半。マスターであるエッグマンとの僅かだがとても濃い思い出を振り返りながら涙を流すセージは、ここで初めて青い光を帯び始めます。
それはまさに、セージの心の成長と呼応するかのような、私たちの心に突きささるような衝撃的な変化でした。
ソニック
ソニックが電脳データを体内に取り込んだ際、初期の頃は全て赤色系データであり侵食部分も少ないものでしたが、物語が進んで体内に取り込むデータ量が増えて侵食が拡大。ソニックの意識が消えそうになっていきました。
そしてその時の色は、赤と青が入れ替わるような状態。
封印タワーを全て停止させたところで限界を超え、ソニックは電脳空間へ落ちて活動停止。
この時も、赤と青が入れ替わるような状態になっていたので、ソニックは双方の電脳データを取り込んだことがわかります。
ポータルゲート
電脳空間のアクションステージへと誘うポータルゲートですが、機能を整理するととても不思議なのです。
まず、ポータル間移動は島のギミックを全開放した段階で、自由にできるようになります。
ポータルギアを使って起動させる必要は無いんですよ。
※ただ、島内であればポータルの前でなくても自由に転送(ポータル・仙人・長老へ移動)できるので、これをどう解釈するか?は考えどころです。(どこからでも島内であれば転送拠点に瞬間移動できる機能なのか?、あくまでポータル間移動の省略演出なのか?)
そして、起動していない時は無色。電源がオフになっているような状態です。
ここから変化が起こります。
まず、ポータルキーをはめて起動すると、赤色に光ります。
そして、電脳空間内の全てのミッションを達成すると、その色は青色へ変化します。
つまり、「ソニックが電脳空間内のミッションを達成する=電脳エネルギーを体内に取り込む」(とは言えませんが、物語の進行上その可能性が高い)と、青くなるわけです。

シュプリーム
最後の巨神にして最強の巨神ですが、ソニックがこの巨神と戦う時、その体が赤色を帯びていました。これは、ほかの巨神と同じ状態です。
しかし、ソニックがシュプリームを撃破し、THE END復活の最後のピース「悪意」がその体がから抜け出た後にセージが搭乗すると、その体が青色を帯び始めます。
※過去の映像からだと、巨神は赤色を帯びていたようなので、これはセージの影響を受けた・・・とも考えられますが、赤・青の色概念はTHE ENDが電脳空間内にいた時限定の要素だと考えれば、説明は可能です。
以上の3点が、赤と青を読み解く特徴的なシーンでした。
どれも、ネガティブな状態からポジティブな状態への変化を指し示すものであり、THE ENDの影響化から抜け出す前後の状態を示しているようにも見えます。
これを、「一つの仮説」として設定します。
そして次。
この仮説を基に、いくつかの細かいシーンについて前述で分類できなかった機能を分類してみましょう。
この仮説を前提に、分類不明だったいくつかの機能について考察してみる
巨神や守護神、神兵の制御
各巨神で使用されているカラーは、赤優性。
つまり、THE ENDが操っていた可能性が高くなります。一部はセージが操っていたとしても、その機能は限定的。主導権はあくまでTHE END。また、セージが巨神や神兵などを操っていたと思われる段階ではセージ自身も赤色優性でしたし、ウラノス島の段階でセージは神兵たちを操る理由がなくなっていたにもかかわらず、彼らは近づくソニックに対して積極的に攻撃を仕掛けてきたので、このことがさらなる裏付けになります。
ちなみにですが、こういったこと以前の話として、物語の冒頭でポータルギアが足りず、わざわざ守護神を現実空間へ召喚し、ポータルギアを手に入れさせるイベントがあります。
順番としては、「ポータルギアが足りない旨、天の声からアナウンス・ワームホールが開く・タワーが登場する」でした。
これは明らかにTHE ENDによる旅の手助けですので、やはりワームホールと神兵たちを操っていた主体的存在は、THE ENDが濃厚と考えられます。
この前提で考えると自動制御の可能性は外れるため、わざとソニックに倒されてアイテムを提供し、自身が復活する糧として差し出したと考える事ができます。また、ココ達を襲おうとしたことも説明が可能になりますね。(ソニックをおびき寄せて自身を倒させるためや、そもそもシンプルにココを排除しようとした可能性が考えられる)
現実空間への魂体(義体)の固着
義体状態のエミー・ナックルズ・テイルスの色は、青優性で、赤が若干、バグのように時々混じる。
つまり、彼らの義体は古代人側が管理していた可能性が高くなります。
また、現実空間へ解放される前は赤色(THE END側)の球体に封じられていましたね。
つまり、電脳空間へ封印されている状態だとTHE END優性となり、現実空間へ義体が放たれる際は、そのエネルギーをソニックが吸収して、青優勢へ。その結果、悪夢のような体験をすることがなくなり、現実空間で動くことができるようになった・・・と言う理屈です。
これであれば、古代人優性の存在となった彼らがココと話せることにも理由付けができますし、前回考察でも少し触れた、ココの記憶アップロードの仲介も可能です。
電脳空間内の防衛機構
エッグマンへ攻撃を行ったGUNのヘリの色は、青(ほぼ白)。古代人側と考えられます。
つまり、内部でハッキングを繰り返している邪魔なデータを排除しようとしたが、セージに返り討ちにあったという構図。
※この時点ではまだ、セージがギリギリ白セージを発現する前でしたね。もう少し進行していたら、攻撃は受けなかったかもしれません。
ちなみにですが、ソニックが走る電脳空間内にいたGUNの戦車なども、同色でした。
ソニックは体内にTHE END関連のデータが入り込んでいたので戦車からの攻撃を受けたのかもしれませんが、その攻撃が・・・ほぼ無いに等しいレベルでしたね。
ポータルゲート間の移動
ポータルゲートから電脳空間への移動については、起動からミッション全コンプリート後の色の変化を見れば一目瞭然です。
赤から青に。ミッションクリア=ソニックの電脳データ吸収と、システムの正常化(青色への変化)です。
ただ、ポータルゲート間移動については起動の有無にかかわらずに行えるため、この機能自体はそもそもどちらの領域にも属さない可能性が考えられます。
また、このゲート間移動がデジタルドリームが管理していると考えられる、島内解放ギミックの全開放が条件となっていることから考えて、デジタルドリームで管理されていることが濃厚だと考える事だ出来ます。
※ナックルズの移動については島外からの移動であり、ポータルギアを使用したものなので、これとは別系統だと考えられます。
ここまでの内容で図解化してみる

少し構造が見えましたね。
まだ誰が主導権を持って操作していたかがわからない機能は下記の通り。
・ワームホールの現出(現実空間物質・生命体の取り込み)
・仮想空間の設定
・島外侵略者用防衛機構(スターフォール諸島外部からの攻撃に対する防衛機構)
です。
「誰が何をしていたか?」を考察するうえで必要な項目が、いよいよ少なくなってきましたね。
これまでの内容で推測できること
分類分けもかなり進んだので、ここまでの内容で推測・考察できそうな事項について触れてみようと思います。また、最終結論の図をまとめるため、前述で主導権を持って操作していた存在がわからない3つの項目についても、推測していきます。
セージに起こった色の変化から読み取る心の成長
電脳空間へインストールされた際は目立った人格もなく、通常のAIプログラムだった。
また、THE END側の影響を強く受けた義体(赤色ベース)を生み出すこととなり、事象演算を高頻度にかつ機械的に行っていた。
また、“例外”的な要素や生命体同士の関係性等を理解することは出来なかった。
※セージがなぜ少女の姿を象ったのかは詳細不明。追加考察が必要。
その後、ソニック達の行動に影響を受けたり(限界を超える可能性の力、仲間の大切さなど)、電脳空間内で機能を拡張していく中で古代人達のデータ(家族や民族が一つになる事の大切さ、親への愛情など)に影響を受け、心を持つきっかけとなる。
カオス島後半でついに古代人側の影響力がが優性となり、青色(白セージ)を発現。
さらにレイア島の封印解放で電脳空間内にあったTHE ENDのデータ(巨神に封印されていた肉体データ?)がTHE ENDへ戻ることで、電脳空間内のTHE ENDの影響力が落ちた結果、堰を切ったように人格・感情が発達。
ウラノス島時点では、「人」としての感情や人格が完成に近づき、親子関係や人間関係を理解するとともに、「こんな状況でなければ、新しく演算してみたい・・・」と、自分の欲求を口にするレベルへと進化した。
そして最後は・・・。
と言う流れです。
ただ、この流れはある一つの可能性を示しています。
それは、初期のセージはTHE END側の影響を強く受けていた可能性があり、その事象演算にはTHE ENDにとって有利に働くようなデータが紛れ込んでいた。その結果、行動もTHE ENDの思惑に基づいたものであった可能性が考えられる・・・という点です。

ソニックの電脳化と電脳空間落ち
ソニックの体内に入っていく電脳データは見る限り、THE ENDの封印を解除するためのものが多いように見えます。
実際途中まではソニックが電脳データを取り込んだ際、体に変化をきたす場合の色は赤で統一されていました。
それが、カオス島の段階で、赤と青が激しく入れ替わるような状態が発現しました。
これは、セージより若干早いタイミングですね。

ソニックはその状態でレイア島を攻略して限界を迎え、電脳空間へその命を落とすことになりました。
代わりに電脳空間から現実空間へと移動することができたテイルス達がソニックの電脳データを引き受けることでソニックは復活・・・と言う流れでした。これは分かりやすいかと思います。
ただ、ここで疑問が一つ湧きます。
それは、どこで青色のデータ(古代人側)を取り込んだんだろう?という点です。
そしてこれは、これまでの考察の中で一つの推測が成り立たせることができました。
それが、仙人ココと長老ココです。
長老ココや仙人ココたちがソニックの身体能力を引き上げる際も、ソニックの中に電脳データが入っていた可能性は充分に考えられます。ただ、長老・仙人にソニックを利用しようとする意図はありませんでしたし、明確に応援をしてくれていましたね。
とすると、彼らがソニックの体内へ送り込んだ(と考えると)データはどのような性質のものだったのか?
可能性として考えられることの1つは、ワクチン的な役目ですね。
つまり、THE ENDの封印を解くためのデータ(THE ENDに汚染された赤いデータ)ばかりを吸収してしまうと、ソニックは早々に電脳空間に落ちてしまう。そのため、逆のデータ(古代人側のデータ)をソニックに与えることで、ソニックの中の汚染データを中和。ソニックが電脳空間に落ちる限界値を引き上げたのかもしれません。
これを意図して長老・仙人が行ったかはわかりませんし、実際そうなのかも不明ですが、ソニックが取り込んだ電脳データの全てがTHE END側に汚染されたものであったなら、ソニックは完全に戻ってこれなくなっていたか、THE ENDの虜になっていたのかもしれませんね。
想像すると怖い話ですが、古代人達の悲願であったと考えられるTHE ENDの撃破や、自分たちの存在を後世に伝える使命を帯びた彼らの遺志が、すうまんねんの時を経て結実したという、素敵な話にもなります。
エミー達を捕えていたのはTHE ENDで、魂の義体は古代人
エミー達が電脳空間に囚われ、エンディングで現実空間に戻ってくるまでには、大きく分けて3つの段階がありました。
まずは捕えられて現実空間へ封印ポッドが出現している状態。
そのポッドの封印を解くことはとても簡単でした。そして、封印を解いて仲間を解放すると、電脳データがソニックの中に・・・。まるで、ソニックに封印解除を行えと言わんばかりでしたね。
そして、この時の封印ポッドの色は「赤」。取り込んだデータも「赤」でした。

次に封印解除後の状態。
義体の状態で島中を歩き回れたわけですが、この時の色は青。(バグのように赤色が混ざる)
この状態になると、彼らは悪夢のような体験から解放され、現実空間を歩き回れるようになっていました。
※レイア島での流れを見ていると現実空間と電脳空間を行き来できる状態だったことも考えられますが、悪夢のような体験をしたことは封印解除前までが濃厚。
つまり、THE ENDの領域から解放されて古代人側の領域へ移り、悪夢から解放されてある程度自由に歩き回れるようになったと言う流れですね。
ココと話が出来たことも、その証拠たりえるものでしょう。
最後に現実世界への帰還。
これは、レイア島とTHE END撃破後の2回ありました。
レイア島での一時的な開放はソニックが電脳データを限界まで取り込み、かつ封印が解けたことで脱出できる状態となったためであり、ソニックの電脳データを受け持つことで、電脳空間へ逆戻りしました。
その後、THE ENDが撃破されたことで、電脳空間から出れない最後の封印のようなものがなくなり、完全脱出・・・と言う流れだと考えると説明ができます。
物語の進行に応じて、電脳空間内部は変化している
これはまぁ、何度か言及してきたことなので説明するまでもないですね。
THE ENDを封印したり、セージがインストールされたり・・・。わかるだけでも、複数の大きな変化が電脳空間内で起きていました。
重要なのはここから。その時その時にどのような変化が起き、どのような状態になっていたか?なのですが、これを図解化していくことで、この物語の良く分からない部分である「誰が何をしていたのか?」を解き明かすことができるようになります。
また、それはこの物語の先にある展開を考察するうえでも重要な要素になる事でしょうね。
ワームホールの現出(現実空間物質・生命体の取り込み)
ここまでの考察で不明となっている項目の一つ。
物語の全体を通してみてみると、結局のところテイルス達を閉じ込めることで、自身の目的を一番達成できた存在はTHE ENDとココの2者になると考えられます。また、前日譚アニメを見る限り、ナックルズを封印したのはセージだと思われます。
つまり、3者ともに理由や状況証拠があったワケです。
しかし、彼らが封印された際に体験したことを考えると、ココ達だとは考えにくいですよね。では、セージだったのか?
状況証拠上、一番濃厚なのはそうなのですが、私はこれについては否定的です。
と言うのも、ソニックが電脳空間から脱出した際、一番最初に接触してきたのはTHE ENDでしたね。
※セージがソニックの前に姿を現わしたのはジャイアントをけしかける段階。
つまり本考察上、ソニックがエミーを解放し、THE ENDが現実空間へジャイアントを出現させ、それをセージが操ってソニックを攻撃した・・・と言う流れ。
もしソニック達をワームホールへ落としたのがセージだとすると・・・自分で仕掛けた罠を突破されたのなら、接触はもっと早くても良いと考えます。また、テイルス達の封印を解く際も別段邪魔をするわけでもありませんでした。
このことからつまり、ワームホールを開けてエミー・テイルスを封印した存在はTHE ENDだと推測します。
また、ナックルズの封印についてなのですが、これには一つ違和感があります。
それは、エッグマンがナックルズの存在を知ったタイミングです。これがどのタイミングだったのか?については比較的わかりやすい資料があります。それは、エッグマンの音声ダイアリーです。
エッグマンの音声ダイアリーは、エッグマンが電脳空間に閉じ込められた後に記録されたものであり、内容を見る限り時系列で並んではいないように見えます。しかし、ナックルズについてのメモは、とても興味深いものがあります。
その冒頭は・・・「ナックルズもおるのか?」
つまり、「も」と言うのはナックルズの存在を少なくともソニックの存在を認識して以降のメモであることがわかるものであることを示唆しているものになります。
これの何がおかしいのか?それは、ソニックよりも先に島にやってきて先に封印されたナックルズのことを、封印した本人であるセージがエッグマンに報告していない・・・と言う点です。
マスターに忠実なセージに、こんなことがあるでしょうか?
そこで、上記考察で書いた「事象演算にTHE ENDが影響を及ぼしている可能性がある」です。
初期セージの演算がナックルズを封印するように結論を導きださせており、エッグマンに報告しなかったのか、もしかすると、初期のセージ自体がTHE ENDに操られていたのか?

これについて結論を出すことは難しいですが、少なくとも、前者の可能性は高そうであり、ワームホールを開けたのがTHE ENDであることの証明になりうる証拠だと考えられます。
※インストール直後に挙動がおかしくエッグマンが電脳空間に囚われることに。この際、セージは「思考アーキティクトのデフラグメンテーションを開始します。分割思考ストレージ工数を・・・」と発している。つまり、思考の設計図(思考アーキティクト)を最適化(デフラグ)した。このエッグマンが予想していなかった自体そのものが、THE ENDの干渉を物語っている・・・と考える事も出来る。
※こうなると、神兵・守護神についてもTHE ENDが主体となって操っていた可能性が濃厚になりますね。
仮想空間の設定
ここまでの考察で不明となっている項目の一つです。
これについては正直、どの意思でも良いのですよね。エッグマンの空間についてはエッグマン自身の記憶から作られ、これをセージが固定化させてもの。
ソニックのアクションステージ(電脳空間/仮想空間)についてはウラノス島でセージが語っているように、ソニックの神経回路網を記録して設計したものだったわけですので、THE END由来と言うわけでもありませんし、古代人由来・・・と言うわけでもありません。
※テイルス達を封印していた空間は別。
とするとこれはポータル同様、特定の存在が強い影響力を及ぼすことがない領域(もしくは各存在が共通してある程度影響力を及ぼせる領域)・・・つまり、中立空間に存在していると考えられます。
※仙人ココがデジタルドリームを通じてソニックの存在を事前に認識していたことも、中立的・横断的に存在する領域があることを示唆するものだとも考えられます。
ソニックやデスエッグロボを攻撃したのは何者?(島外侵略者用防衛機構)
ここまでの考察で不明となっている項目の一つ。
ただこれは、これまでの考察の中で、実質的に解き明かしています。
キーワードは「物語の進行に応じて、電脳空間内部は変化している」です。

まず、この機能が目に見えて現れたのは、ソニックのアレス島上陸時やカオス島上陸時に地上からのレーザー攻撃です。
「これは誰の攻撃か?」を考えると、ソニックの行動を防ごうとしていたセージの行動として考えることが自然か?とは思うのですが、逆にカオスエメラルドを飛散させて、島内のエメラルドを集めさせるためにTHE ENDが行った攻撃とも捉えることもできます。
つまり、ハッキリしないのです。
そこで、この攻撃が行われたであろうもう一つの要素に注目してみました。
それは、カオス島のデスエッグロボとアレス島の砂漠にツッコむ形で不時着しているエッグマンの探査船です。
エッグマンはスターフォール諸島に上陸した後、島内を調査して電脳空間を再起動。
直後に電脳空間内に取り込まれ、その後は島内調査をセージに任せていたと考えられます。
こうなると、デスエッグロボがどの段階で破壊されたか?が謎になります。何故なら、デスエッグロボには修理しようとして組み立てられた足場や、デスエッグロボに接続された端末が残されているからです。
つまり、エッグマンがまだ現実空間にいる段階(電脳空間の起動前)で、デスエッグロボが破壊され、修理が始まっていたことになります。
また、スターフォール諸島の状況を見ると、エッグマンはかなり以前からこの島の調査を行っていたことが伺えます。(島の壁面などにエッグマンの仕業と思われる構造物が多数存在する)
これらのことやこれまでの考察の内容を時系列的に整理してみると、下記のような流れになります。
- 1.エッグマン、先遣隊を使ってスターフォール諸島へ侵攻
- 2.迎撃システムにより探査船やデスエッグロボを撃墜される
- 3.一部探査船等が島へ着陸、ロボット部隊が事前調査開始
- 4.エッグマン、セージの基本プログラムを開発
- 5.事前調査隊、隠されたカオスエメラルドとエメラルドデバイスを発見(テイルスやエッグマンたちでさえその存在が分からないよう、古代人の技術によって保護されていた)
- 6.テイルス、複数のカオスエメラルドの存在を察知してソニック達に声をかける
- 7.エッグマン、事前調査から攻撃を回避する方法を見つけ、無傷で島へ着陸
- 8.各島の本格調査を自ら開始(デスエッグロボ修理開始)
- 9.ソニック・テイルス、エミーと合流してスターフォール諸島へ(前日譚コミック/到着まで数日かかる)
- 10.エッグマン、カオスエメラルドをデバイスへセットし、セージを使用して電脳空間を再起動
- 11.セージ、カオスエメラルドの収集を開始する
- 12.ナックルズ、偶然スターフォール諸島へやってくる(封印される)
- 13.ソニック達、ワームホールへ吸い込まれる
このような流れだと考えると、まずエッグマンを攻撃した存在は、この時に稼働していたシステム、デジタルドリームによる自動防衛もしくは、デジタルドリームを漂っていた仙人ココが行った事である可能性が濃厚になります。
そして次。
ソニックを攻撃した存在ですが、これはTHE ENDだと考えられます。
その証拠は、攻撃のタイミングとセージの行動です。
ソニックへの攻撃が行われたのは、時系列的にデジタルドリームと電脳空間が並列システムになり、ジャイアントが撃破された後のこと。そのタイミングはアレス島・カオス島上陸時のみ(スーパー化を解いて終了)行われていました。
これはつまり、防衛機構の主導権がデジタルドリームから他へ移ったことを指しており、攻撃開始と終了の意図から推測するに、前述したスーパー化を解き、不時着させた島でエメラルドをデバイスから抜き取らせるために、デジタルドリームから機能を奪ったTHE ENDが行ったと考えるのが妥当です。
※もしですが、デジタルドリームとは別に防衛機構が存在していた場合(電脳空間の機能と仮定)、その機能を用いてソニックを撃墜した・・・と言う推測も可能です。ただ、過去の映像を見る限り砲台などは古代人達が発射していたようなので、電脳空間自体には自動防衛機構のようなものは存在しないと思われます。
※ソニックを止めるためにセージが行ったのであれば追撃の必要があるし、せっかく集めたカオスエメラルドをデバイスから抜き取らせるような行為に誘導する必要は無いため。
以上の考察から導き出される電脳空間の内部構造
長い長い考察の末、よやく今回の結論となります。
以上の内容を踏まえ、電脳空間の内部構造について最後の図解を作成してみました。
概ね、このような内部構造であったと考えられます。

以上です。
図について詳しく説明するともう1考察になるのでそれはまたの機会にするとして、今回はこの結論に加え、物語をクリアした人が直感的に分かるように、いくつかの時点においての内部構造の作成を試みてみましたので、合わせてご覧ください。
THE END封印直後
巨神と共にTHE ENDを封印。しかし、直後に猛烈な勢いで電脳空間内の侵食を開始ししため、電脳空間をシャットダウンすることにした。
この時に双方が影響を及ぼせる中間的な領域が誕生した。

古代人壊滅時
自民族の壊滅を悟ったため、動けるココを開発。電脳空間が再起動した時にTHE ENDの侵食を防ぐ機能として、レイア島の封印タワー・封印強化機構を完成させた。
また、マップデータや島外から侵略者に対する防衛機能を追加。(防衛機能はTHE END戦の残存兵器を流用)

クロノス島攻略時
上の図と同様のもの。
電脳空間は再起動し、デジタルドリームの封印機構が作動してTHE ENDの侵食力は大幅にダウンするも、ジャイアントが撃破されたことで封印が弱まりデジタルドリームの持つ防衛機構が奪われる。
セージは電脳空間の中でエッグマンを守りつつ、機能を拡張していく。
THE ENDと古代人は電脳空間内で攻防を繰り返し、古代人側の防衛システムの一部がカオス島時にエッグマン(システム内部をハッキングする存在)を攻撃。


レイア島攻略時
巨神3体の撃破により封印が弱まった結果、レイア島封印タワーの制御はTHE ENDが掌握し、タワーが地上に出現。
ソニックの体内にはTHE END側のデータと仙人・長老が与えたデータが大量に入り込み、ソニックの意識は薄らぐ。
セージは電脳空間内で領域を広げると共に、ソニック達・古代人達の影響を受けて人格が急成長し、自我を持つレベルに到達。

物語終了時
電脳空間内からはTHE END関連のデータが消滅及び抜け出し、古代人たちのデータで満たされる。また、セージの義体はシュプリームと共に自爆するが、本体がインストールされている電脳空間は無傷のため、セージのデータは存在していた。このため、ラストのシーンでエッグマンが外部から電脳空間へアクセスを試み、セージ(電脳空間)への接続を成功させた。

編集後記
これでソニックフロンティアにおける事象のほとんどについて説明できるようになりました。
でも、本考察そうですが、ココ・THE END共に長い長い考察になっているので、ダイジェスト版を作った方がよさそうですね。
あと、電脳空間内の図解をもう少しいくつかの点において作成することで、より一層わかりやすいものにできるかもしれません。
・・・ちなみになのですが、ソニックフロンティアの物語にはこの考察での流れには組み込みづらいセリフか存在しています。
それは、ウラノス島で行われた次の会話です。。
【セージ】迫りくる破滅からドクターを護るためには電脳空間に保護するしかなかった・・・外的要因からドクターを遮断したかった。あなたが来るのは想定外。
【ソニック】今なら何故キミがオレの仲間を閉じ込めてオレと戦ったのかも分かる。オレも巨神を放っておくつもりは無かったしな。お互いゴメンと言うには遅すぎるけど今は正しい行動をすることに専念しよう。
これです。
つまり、セージはTHE END復活がそもそも前提であって、それによって訪れる破滅から救うため、そもそもエッグマンを外に出す気が無かった可能性が伺える。(脱出=死であったため、エッグマンの安全を第一としたセージからすると、それはシステム判定としては不可であるため、エッグマンに脱出する方法が無いと報告した。)
でも、THE ENDが復活してしまえば惑星が破壊され、「ハードウェアであるスターフォール諸島及び星が無くなる=エッグマンの死」になるワケなので、ここにはよくわからない、矛盾のようなものが存在する。(電脳空間が現実空間と完全に隔離された異次元空間上に構成された空間である場合などは別)
これがまだよく分からない。
また、セージはソニックが来ることを「想定外」としていますが、前日譚を見る限りセージはソニック達の来訪を予期できる情報を持っていたことが伺える。
ソニック達が来訪できない(例えば来訪前に迎撃されて死んでしまうパターンや、電脳空間に捕らえられて出てこれなくなる可能性等)と言う演算だったのか・・・。そもそもセージがどう言う想定を事象演算によって導き出していたかについては、かなり不明な点が多いです。(こういう不明瞭な点が多いことで、THE ENDが干渉していた可能性が高まる)
そしてソニック。
セージがソニックと戦った理由は「THE END復活阻止」だったと考えられるので、この点は一致。ただ、テイルス達を閉じ込めたのがセージだと語っています。本考察では彼らを閉じ込めたのはTHE ENDだとしているので、ソニックの発言を正しいとするとこの点はおかしいのですが、セージはそれに対して意図を説明しておらず、またソニックは「すべてがわかった」ようで、ワリと曖昧にしかわかっていなかったことが伺えるため、真相は不明。(なので、考察ではTHE ENDの仕業としました。)
その次、「俺も巨神を放っておくつもりは・・・」ですが、「も」と言っているんですよね。
つまり、ソニックもセージも巨神を放っておくつもりは無かった・・・と言う事。ソニックは巨神を放っておくことは出来ずに倒すと判断し、セージは巨神を・・・再封印するつもりだったのかな?
この辺りもワリとあやふやなので、もうちょっとしっかり詰めたいところです。
ただ、後半の下り「お互いゴメンと言うには・・・」は、本考察の真実性を高めてくれました。
ようはソニックもセージも「お互いに間違ったことをしていたので、お互いにそれを正していこう」と言う言葉なので、天の声を聴くがままに行動していたソニックと、電脳空間再起動初期の段階でTHE ENDに影響を受けた行動をとっていたセージの双方が間違った行動をとっていたことを暗に示唆していると考える事ができるからです。
これだけ書いておいてなんですが、この物語、まだまだ不明瞭です。
特にセージについては、エッグマンを保護してTHE END復活を阻止したかったという方向性は間違いないと思うのですが、THE END復活に貢献するような行動も多く取っていました。
本考察で挙げたTHE END影響説を事実とするならこれらの矛盾は全てそこに押し付けることができるのですが、そうでない場合・・・・同じくらいの考察量が必要になりそうですね・・・。
彼女がカオスエメラルドをどうやって「引き寄せた」のかも考察できていない点なので、セージについてはピックアップして考察をしてみても面白いかもですね。
あと現在ですが、ここまでの考察内容を基に、ダイジェスト版ソニックフロンティアの物語考察まとめ記事の執筆を進めています。
自分で言うのもなんですが、かなり長大なボリュームになっているので、それをなるべくわかりやすく図解とテキストでまとめた、比較的短いものになる見込みです。
内容はほぼ仕上がっており、本考察との整合性をとりながら修正を入れている段階に入っていますのでそう時間はかからないのですが、こちらで情報の補完・補強をしていただければ嬉しいです。

































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