
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006/新ソニ)の記憶、あるかないかについての考察
作ったフィギュアの解釈を解説をするにあたり、このテーマは避けて通れない・・・と言うより通るつもりで出したのでまとめていたところ、いつもに増して難解かつ長文になったので、この部分を分けることとしました。
これはこれで、(まだ解明されていないのであれば)疑問な点だと思うので、考察をしてみましょう。
考察は、あくまで個人の考えです。
「これこそが真実だ!」というものではなく、アレコレ考えた一つの結果なので、その点ご注意くださいませ。ちなみに、指摘やご意見等々いただくと、大変喜びますw
なお、本考察の考察の前提条件として、参考にした作品はソニック・ザ・ヘッジホッグ(新ソニ)・ソニックジェネレーションズ・ソニックフォース・クラシックソニックMD4作・ソニックラッシュとなります。携帯ゲーム機系他作品、チームレーシングも未プレイなので早くプレイしたいです~。
目次
結論としては「思い出した」もしくは「なんとなく思い出した」です
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)は、ソラリスを倒した後、10年前の世界でソラリスの種火を吹き消すことで、全員の時間軸が物語の冒頭に戻ったことで、新ソニの物語自体が無かったことになったと言う内容でした。
そのため、新ソニの物語については誰も覚えていません。
・・・と、ここまでが現状の認識ですが、掘り起こしてみると、この物語のことを思い出していてもおかしくない出来事が起こっていました。
そして、それらの出来事や、そこからの推測などを組み合わせていくと、今回の結論に至りました。
では、どのようにその結論に至ったのか?
お話していきます・
考察心をくすぐる、「その後」の物語のシーン
ソニックジェネレーションズ:シルバー&クライシスシティ
いきなりですが、ここが決定打です。
ソニックジェネレーションズ(2011年)は、タイムイーターによってソニックに関係する様々な時空間(エッグマンの敗北の歴史)が消されてしまい、それらの時空間が強制的に連結(封印?)された、白い世界(白の時空と呼称)での冒険でした。この物語には、大きく2つの証明のタネが落ちています。
その一つが、画像右のステージです。
このステージの名前はクライシスシティ。
そう、新ソニの物語でソニック達がメフィレスによって飛ばされた、シルバーのいた未来の世界です。
タイムイーターの能力は時空を消す能力。シルバーのいる別次元のクライシスシティを引っ張り出し、白の時空に連結させたというわけです。
このクライシスシティはイブリースが破壊した世界の一角と言うことは周知の事実。
しかし同時に、この世界はソニック達が覚えていない世界であり、なおかつソニック達の世界線における時間軸ではたどりつけない未来世界です。
また、この崩壊した未来世界にはシルバーの姿がありました。
これはライバルバトルでシルバーと最初に会話した時のセリフなのですが、この状況から少なくとも以下の事柄が推測できます。
- タイムイーターの能力は時空を消したり移動したりする能力だけではなく、次元に干渉する能力を持っていた可能性があること
- シルバーの世界にもカオスエメラルドがあること(これは新ソニでも証明済み)
- シルバーはソニックの事を知っていた(つまり新ソニの記憶を持っている)
- 逆にソニックからシルバーについての言及はなかった(初対面か会ったことがあるかは不明)
- ソニックの事を「偽物」と表現していることから、少なくともシルバーがソニックを仲間だと認識した後のクライシスシティであること
さらに、このクライシスシティの現状に対して、ソニックもシルバーも特に発言をしていないところを見ると・・・
- シルバーはこのクライシスシティがある世界とともに、白い空間に引きずり込まれてしまったこと
- ソニック達のことを知っているシルバーのいるクライシスシティが、まだ崩壊していること(ただし、他の場所がどうなっているかは不明)
- ソニックもシルバーやクライシスシティに対して疑問を抱いていた様子がないため、この時点で既に新ソニの記憶を持っていた可能性があること
などが推測できます。
これが、証明にいたる手がかりその1。
ソニックジェネレーションズ・ソニクフォース:モダンとクラシックの2つの世界は、異世界だったオチ
明確に「来たことがある」って発言してます。
でも、ちょっと待ってください。
じゃ、これは?
「どっち!?」
ってなりますよね・・・じゃなくてなりましたよね。
まずこれについてなのですが、時系列的に、後からされた発言の方が正しいと考えられます。
何故なら、物語の語られない後日談として、白の時空が何だったのか?タイムイーターとはなんだったのか?などについてモダン・クラシックの世界を問わず、エッグマンやテイルスが研究していたと推測できます。
そしてその結果、あの世界に連結されたのは、過去と未来の世界ではなく、様々な時間軸上に点在する別の次元の世界であったという結論になったのではないでしょうか?
こう言った言及は作中でもこの後の物語でも語られていませんが、この発言の違いからそう推論することはできます。
この証明ができれば、ソニジェネとフォースの発言・設定の食い違いに1本の筋が通ります。
・・・それに、言ってしまえば終わりですが、クラシックがモダンになった経緯の方が説明できませんよ。
これが、証明にいたる手がかりその2。
もう一つの手がかり、“時間”と“次元”について・・・
ひとまずですが、上記2つの内容で、なんとなく新ソニの記憶を思い出していてもおかしくないかなぁ~程度の認識は持っていただけた(かな?)と思います。
ちなみに、この時点で全く面白くない結論の一つが導き出せます。
面白くない結論:物凄くシンプルに、このシルバーから新ソニの経緯を聞いた
ソニジェネでクライシスシティを見た時、モダンソニックは「どこだ?ここは?」と思い、初対面のシルバーから「偽物!」と言われてワケがわからないまま勝負をし、その後で新ソニの物語について聞くことができた・・・と言う流れです。
これなら、モダンソニック達はなんとなく程度に「そんな冒険してたんだー」程度の認識を持つことはできます。
ソニックからは、初めて走るクライシスシティや初めて会ったシルバーに対しての発言が特になかったので、この可能性は一応あります・・・が全く持って面白くないです。
これじゃ面白くないので、深掘りをしてみましょう
そこで、次元と時間について説明します。
ソニジェネではありとあらゆる時間・空間・次元にいたソニックの仲間たちが無理やり白の時空に放り込まれましたし、そもそもソニジェネのブレイズはソルエメラルドの力で異世界からソニック達の世界にやってきています。新ソニではシルバーとブレイズは未来世界からやってきました。
さらに、新ソニのソラリスもソニジェネのタイムイーターも、この時間と次元に大きくかかわる能力を持っています。
ですので、これら複雑に絡まりあっている要素を紐解くために、次元と時間について説明させていただき、複数にまたがる各次元や時間軸について整理してみましょう。
まずは時間と次元についての説明を・・・
時間とは、出来事や変化を認識するための基礎的な概念です。(ウィキペディアより引用)
基本的に、過去から未来へ一本道になっており、今のところ私たちの世界では過去から未来・未来から過去への移動(タイムトラベリング・時間跳躍)はできません。
時間の共通認識として、どんな世界においても過去から未来へと流れていくことは大前提です。
ちなみに、机の引き出しの中に入っても、刀剣男子を連れていても、ビックリどっきりなマシンに乗っても、残念タイムトラベルはできません。
・・・蛇足でしたね。
でも、ソニック達の世界ではカオスエメラルドの力を使い、頻度は高くないものの、カオスコントロールで過去・現在への移動が行えることが確認できています。
新ソニにおける、メフィレスやシャドウがソレですね。
次に、次元とは、一つの共通した時間軸上に存在する世界と考えます。
※1次元(点)・2次元(面)・3次元(立体)と言う使い方もしますが、今回は「次元=一つの共通した時間軸上に存在する世界」として考えてください。
そして、この次元が無限に存在するという考え方がマルチバース(多次元宇宙論)です。
私たちの次元のすぐ隣の次元には、宇宙中の事象・生命等が全く同じであり、自分の服だけが違う世界が存在しており、その次元から遠くなれば遠くなるほど、まったく異なる次元に行きついてしまうことになるワケです。サブカル作品にはよく登場する、多次元世界・・並行世界・パラレルワールドなどとも呼ばれるアレです。
ソニック作品で例えやすい作品は、シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(2005年)ですね。
シャドゲでは各ルートのゴール設定があり、それぞれにエンディングがありました。アレが近しい次元世界の良い例ですね。あの各種エンディングはそれぞれの次元において実際にあった出来事というワケです。ただし、その結論はラストストーリーで共通したエンディングを迎える。(次元世界が一本化されたわけではなく、各々のシナリオエンディングののちにラストエンディングがあるわけです。)
※このため、膨大な可能性の一つとして、シャドウがブラックアームズの戦闘マシンとして世界を滅ぼす次元もあるのだと推測できます。
ちなみに、異世界漫画などで全く別の世界へ転移・転送・転生する場合、元々いた次元とはかなり遠い場所に位置する次元に移動してしまった・・・と言うワケですね。
さて、これで時間と次元についての説明が終わりましたので、次にお互いの関係を図解にしてみましたので、見てみましょう。
わかりやすくするために、モダンソニックの次元とクラシックソニックの次元の2つを例に出してみました。
上記説明を図にすると、こんな感じになります。
ではこれを基本知識として、次に進みましょう。
新ソニ~ソニジェネの時間軸・次元軸を図解にしてみました。
新ソニ~ソニジェネの次元軸・時間軸を図解にしてみた
冒頭で書いた手がかりや作中の激ごとなどを基に、違和感のなるべく出ない流れで作ってみたのですが、いかがでしょうか?
この流れであれば、かなり多くの謎について、説明できると思います。
モダンソニック達は新ソニの出来事を経験していないため、記憶がない
これまでの既定路線です。問題は、どのタイミングでどのように新ソニの記憶を手に入れたか?ですが、新ソニの記憶を持っているシルバーと出会うことで、最低限の情報を得ることは可能となります。
タイムイーターの次元操作能力が証明された
冒頭で書いた、タイムイーターの能力は時空を消したり移動したりする能力だけではなく、次元に干渉する能力を持っていた可能性があることについてもこの図の流れで証明できます。
そもそも、クライシスシティとシルバーの世界はイブリースの復活を前提にしています。
しかし、ソニック達の世界における時間軸では、イブリースを生み出す原因となったソレアナの炎はエリスが消してしまったため、その後の未来において、イブリースが復活する可能性は0%。
にもかかわらず、クライシスシティとシルバーが白の時空に連結されたということは、タイムイーターの能力は時間を消すだけでなく、時間と次元の両方に干渉できる能力(である可能性が高い)も持っていることが証明できるワケです。
クラシックソニック達とモダンソニック達は別次元の存在だった
上記及び冒頭で書いた証明により、こちらについても同軸時間上の存在ではなく、それぞれ別の次元に存在する別人であることがわかる。
ただし、ある特殊な事情においては、彼らはある意味、同一人物である可能性が高いです。
この説明は、次項目にて。
モダンソニック達はクラシックソニックの世界の出来事を何故か記憶していた
モダン世界とクラシックの世界が別々の世界であることは上述の通りですが、モダンソニック達はクラシックソニック達が経験した出来事を何故か記憶していた。
ここでは、持っていないはずの記憶をモダンソニック達が持っていたことが重要です。
なぜこのような現象が起きたのでしょうか?これも、この説明は、次項目にて。
クラシックソニック達は少なくとも&ナックルズ以降の時間軸からやってきた
クラシックステージとしてはスカイサンクチュアリまでが登場していましたので、クラシックソニック達の次元のける時間軸では、このくらいの冒険はこなしていたかと推測できます。それ以降のステージが登場していない事(ソニックマニアやソニックR等)がその証明ですね。
※フリッキーアイランドは議論の余地があると思いますが、今回はさほど重要ではありません。
シルバーのみ、存在している次元世界が異なるため、新ソニのラストで記憶消去の影響は受けなかった
繰り返しになりますが、クライシスシティの状況は確実に炎の災厄が起こった以降ですので、その世界と共に白の時空にやってきたこのシルバーには、新ソニの記憶が残っています。
また、新ソニでソレアナの炎を消したことによってイブリースによる炎の災厄が起こらない時間軸を辿った場合、根本的な可能性として、シルバーそのものの存在が無かったことになる可能性が大いにあります。
※これは、タイムパラドックスにおける親殺しのジレンマと言うヤツです。
現在の自分を構成する要素(例えば親など)を過去に遡ってなかったことにすることで、現在の自分に多大な影響を及ぼすというお話。
ここからは少し蛇足ですが、シルバーの性格・使命感・正義心・凄まじい超能力は、あの過酷な世界の中で育まれ、受け継がれていったものだと考えられますので、もしシルバーが平和な時代に生まれていたとしたら、ごく普通の、超能力が使える正義感の強い少年か、ソニック・ザ・ムービーのブルージャスティスみたいな感じの少年として人生を過ごしていたことでしょう。
それに・・・これは証明抜きにしての想いですが、自分の命を懸けてイブリースを封印したブレイズと、その想い胸にイブリースがいなくなり、平和に向けて一歩を踏み出そうとしているシルバーの物語が無かったことになるなんてイヤじゃないですか!
とりあえず、重要なファクターだけを抜き出しました。
白の時空についての推測
ここが最後の証明となります。なぜなら、これまで述べてきた内容に基づいてこの白の時空について考察をすると、この時空がソニック達の記憶に重大な影響を及ぼしていた可能性があるからです。
それでは、実質的な最終証明、スタートです。
ここから一気に、中二病性感が増しますよ~!
あらためて、白の時空についての推測
恐らくですがこの空間は、タイムイーターの能力とは関係がなく、全ての時間や次元から隔絶された、全ての概念が存在しない、本当に何もない空間だと考えられます。
様々な宗教や思想で語られる、宇宙ができる前の空間ですね。
この推論に至った理由としては・・・エッグマンたちがソニック達に敗れた後、この空間に閉じ込められてしまった点です。
もしこの空間がタイムイーターによって作り出された空間であれば、タイムイーターの消滅と共にこの空間も消滅している可能性があります。しかし、実際には空間は消滅せず、かなりの長期間閉じ込められていたにもかかわらず、エッグマンたちは空腹で死ぬことはありませんでした。
つまりこの空間には概念が存在しないため、空腹も時間も存在しないというワケです。ただ、エッグマンたちの存在はどうなのか?と聞かれると、そこまでの考察はできていません。
おそらくは~というものはありますが、それを書き出すと今回と同じくらいの文書量になると予測できますので、割愛します。
また、この空間は、空間に存在する生物に対して、ある影響を及ぼすものと推測できます。
これこそが、今回の胆です。
白の時空は、“記憶”に影響を及ぼす可能性がある
モダンソニック達はクラシックソニックの世界の出来事を何故か記憶していた点と、
シルバーから新ソニの物語について聞いた以外にソニック達が新ソニの記憶を取り戻したとするならば、このような可能性が浮上します。
ただ、この2つはそれぞれ、異なった理由で記憶に作用すると考えられます。
それが、
- 並行同位体・異世界同位体にのみ起こる記憶の干渉作用
- 存在したことのある次元世界・時間軸で経験した出来事を、強制的に思い出してしまう作用
並行同位体・異世界同位体にのみ起こる記憶の干渉作用
並行同位体とは、並行世界における同一人物のことを指します。姿形は違ってもその世界においての存在・役割が全く同じであれば、並行同位体となる場合もあります。
つまり、クラシック世界のソニック&テイルスと、モダン世界のソニック&テイルスは、存在する次元こそ違えど、その次元の中で与えられている存在は同じもの・・・つまり、並行同位体であると推測できます。
そして、この同位体同士は、全ての次元に共通した時間軸(共通時間軸)を基準にして、記憶に対して影響を及ぼしてしまうというワケです。
「!???」ですよね。わかります。
自分でも何言ってるかって感じなので、図にしてみました。
これが共通時間軸の概念を組み入れた場合の図です。
全ての次元には過去から未来への時間の流れが個別にあるのですが、もっと大きな流れとして、全ての次元に共通した時間の基準ともいうべき流れが存在すると言う考え方です。
例えて言うなら、この世界で言う西暦がそうですね。
今は西暦2022年で、これは全世界共通の認識です。
これはキリストが誕生した年を西暦元年とした基準ですが、日本では令和4年とも言いますよね?また、マニアックな保守系の方は皇紀2682年とも言います。
※ほとんどの方は皇紀についてはご存じないと思いますが、存在する基準なので良ければ調べてみてください。
つまり、「共通時間軸=西暦」=「次元Aの時間軸=令和」=「次元Bの時間軸=皇紀」って感じですね。
で、ここからが肝心なのですが、別々の世界に存在する同位体は、この共通時間軸を基準として共通して過ごしたお互いの次元での出来事を自分の経験として誤認してしまう(正確ではないあいまいなレベルの可能性も充分あります)作用が発生するのではないか?という推論です。
これであれば、モダンソニックはクラシックソニックの経験したケミカルプラントをはじめとしたクラシックソニックの各世界を「来たことがある」と発言してしまったことに違和感は生じません。
ちなみにこの仮説で行くと、クラシックソニックもモダンソニックが経験したこと(上図の「モダンソニックの物語」)の影響を受けていたかもしれませんが・・・喋らないのでわかりません。
※上図のモダンソニックの物語は、恐らくソニアド以前の物語だと推測できます。
あと、共通時間軸と言う概念については私の完全なオリジナルです。
おそらく、どのラノベにもSF作品にも現存する学問にも登場しないと思います。
もしかしたら、宗教系の書物に記載があるかもですが・・・これについては検索しても出てこなかったので、あくまでも私の空想概念です。ご注意ください。
存在したことのある次元世界・時間軸で経験した出来事を、強制的に思い出してしまう作用
過去の出来事については上記で説明した通り、お次は未来・別次元についてです。
新ソニの物語自体は、ソニック達の次元世界においてはなかったことになっていますが、そもそもシルバーのいる別の次元世界にはその影響が及んでいません。
つまり、シルバーのいる未来世界にはソニック達がやってきたと言う事実があり、ソニック達がそこで過ごしたわずかな時間の記憶は、この世界には確かに存在しているのです。
そして、ソニック達がシルバーのいる未来世界へ足を踏み入れた際もしくは、白い空間に未来世界が連結された際にその記憶が復元され、クライシスシティ~フレイムコア滞在期間中の記憶だけが彼らの中に蘇った・・・と言う流れです。(これであれば、物凄く中途半端に記憶が戻ったことになるので、戸惑いながら自分の事を知っているシルバーに話を聞いたかもしれませんね)
ただまぁ、未プレイ作品の情報(チームレーシング)だと、ソニックは完全に記憶を取り戻しているようですので全ての記憶が戻っていた可能性の方が高いかもしれませんね。
※まだチームレーシングは未プレイなので、実際に話の流れを見て再考します。
最終結論:「思い出した」もしくは「なんとなく思い出した」
つまりはこう言うことです。
新ソニの記憶がなかったソニック達は、白の時空へ連れ込まれ、そこへ連結されていたシルバーとシルバーのいる別次元の未来世界に残した自分たちの記憶を取り戻した。
しかし、取り戻した記憶はシルバーのいる別次元のいる未来世界にいた時の記憶だけだったので、非常にあいまいなものであった。
ただ、前後の記憶も戻った可能性も捨てきれないため、結論としては・・・
「思い出した」もしくは「なんとなく思い出した」になるワケです。
なお、この結論になると新ソニの記憶があるのは、ソニック・テイルス・ナックルズ・ルージュ・シャドウ・オメガ(ロボットの記憶回路がどうなっているか不明ですが・・・)となります。
ソニック達の次元世界でシルバーとエミーの関係がありましたが、彼らがお互いを記憶してるのかは不明。
ここはちょっと気になるとこです・・・。
また、シルバーのいる別次元の未来世界に滞在した時間はシャドウが一番長いですよね。
ほぼソニック達と同時にやってきたうえ、メフィレスの変態も目撃し1戦交えていました。
※この解釈が、作ったフィギュア・ジオラマのミニストーリー(現在、構成中)につながっていきます。
以上で考察を終わります。
長文なうえ、ややこしい話が大いにも関わらず、ここまでお読みいただきありがとうございます。
書き残し色々
まだ書き足りないし整理が足りない・・・。
説明できていないところがいくつもある気がしますし、解明できていない謎もあります。
ここではオマケとして、その穴や解決できていないトコロ、この解釈をするにあたり、ちょっとつぶやいてみたいことについて少しだけまとめました。
シルバー、ブレイズにあった瞬間大泣きしただろうなぁ・・・
いやね、新ソニのシルバー編のラストって、ブレイズが自らを犠牲にしてイブリースを封印するじゃないですか。初期のティカルによるカオス封印の構図ですよ。
ただ彼らの場合、未来世界で一人イブリースと戦っていたシルバーが共に戦える仲間であるブレイズと出会い、少しの間だったかもしれませんが、最低でもお互いを信頼できるくらいになれる期間、共に戦ったワケですよ。
この期間で培われたお互いの関係性って、物凄く深いものがあったと思うんですよね。
その信頼できる仲間が最後の最後で想いをシルバーに託し、自分の前からいなくなる。
その時のシルバー・・・14歳の男の子の心境を考えると・・・もうねぇ、泣けてくるわけですよ。
その、自分の前からいなくなったブレイズと、シルバーはソニックジェネレーションズの中で再会を果たします。
恐らくこのブレイズは、2Dソニックシリーズで登場した皇女殿下のブレイズだと思うので、シルバーと共に戦った未来世界のブレイズとは異なる存在(魂は同一かもね)だったと思うんですが、容姿や性格などが全く同じブレイズを見て・・・シルバーは大泣きしたろうなぁ~とか考えてたんです。
ブレイズからしたら「困ったなぁ・・・」でしょうけど、シルバーなら素直にブレイズに自分が知っているブレイズの事を話したろうし、それをブレイズは優しく・強く受け入れてくれたと思うんですよね。
そんな再会があった後なのかなぁ、なのかなぁとか考えると・・・あ~、また涙腺が。。。
エンディングでは自分の未来世界に行かず、こっちの世界にやってきてしまうシルバー君。
シルバー、未来世界に帰ったんだろうか・・・
ソニジェネのエンディングで、シルバーはこっちの世界にやってきましたが、正義感と使命感の強いシルバーの事なので、シャドウにカオスエメラルドで未来世界に送ってもらうってもらったんでしょうね。
また、ソニックフォースの際は物凄く自然にレジスタンスとして活躍してましたが・・・これは逆に、シャドウが未来から連れてきたんでしょうかね?
二人の関係性的には、なんとなく兄・弟みたいな感じなので「僕の代わりにこき使ってくれ」とか言ってシルバーを放り込んだ可能性あるかな・・・。
二人のブレイズ
ブレイズの初登場はソニックラッシュでしたが、新ソニでの登場は驚きましたよね。
ソニックラッシュでは、別の次元の皇女様。新ソニでは、未来世界でシルバーと共に戦う戦士の一人。(しかもソニックの事は知らないご様子)
まぁ恐らく、登場した作品の世界観や時系列等々について考えると、この二人は別々の存在だとは思うのですが、中々ややこしいです。
ズレイズ皇女様についても、深掘ってみたいですね。
クライシスシティの謎
今回の考察では、ソニジェネのシルバーはイブリースを封印した後と言う仮説で証明を行っていましたが、クライシスシティの有様は、結構な確率でイブリースがいる状態だと思われるんですよね。
新ソニのシルバー編エンディングでは、イブリース封印直後に空に立ち込める暗雲は晴れ、世界中に太陽の光が降り注いでいました。これを見る限りでは、ソニジェネのクライシスシティがイブリース封印後だとはちょっと言えないんですよ。
ただ、ここで言い訳考察です。
イブリースがいなくなった後でその眷属まで消滅した表現はありませんでしたし、溶岩などもそのまま残っていたようです。
それであれば、ソニジェネのシルバーは、時間軸としては新ソニの物語終了からそれほど時間が経っていない頃合いであり、クライシスシティがまだ溶岩まみれでイブリースの眷属も健在。
ただ、新たに眷属が生み出されることはなくなったので、シルバーが世界を回って眷属を倒して回っている最中だと考えると、まだ辻褄が合います。
クラシックの延長線上がモダン?
別世界である可能性が高いことを証明しましたが、もし、本当に、クラシックと同軸時間上にモダンがあるとすれば、その間には一体、何があったのだろうか?
いくつか思いつくものはありますが、トンデモ仮説しか思いつきませんよw
クラシックとモダンの世界に共通する冒険があった
ソニックアドベンチャーでリトルプラネットの活躍を話してくれた少年がいましたね。
あの冒険はソニックCDのお話なので、部分的に共通する冒険があったことが予想できますね。
他にもどんな共通した冒険があるのか・・・気になるとこです。
ほかにもまだなにかあったような・・・
思いついたら追記しますw
本日は、ここまで・・・。
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