スターフォール諸島調査レポート Vol.1~各島の役割と命名法則について~

スターフォール諸島の各島を見てみると、島ごとに役割があることがわかります。
彼らはこの大地に降り立った後、環境を整えるために少しずつ居住域を変更していったようですので、その中で島の役割を分けていったものと考えられます。
そして、その島の名前は私たちの世界で言う「ギリシャ神話」に登場する神々の名前が使われているようでした。
また、ただ使用されている・・・のではなく、その神々と島名には、その役割についても一定の相関関係があるようなので、今回はそのあたりから、各島の命名法則とその役割等についてまとめてみました。

目次

前提として・・・

冒頭、いきなり細かい話ですが、そもそもの問題として、ギリシャ神話は私たちの世界の神話であり、ソニック達の世界の神話ではありません。なので、ギリシャ神話の神々の名前と役割が、スターフォール諸島の各島の名前と役割が一致していたとしても、彼らの世界の基準としては全く関係ないかと思います。
ただ、ソニックは過去の発言で「ジーザスクライスト!」と発言していることや、クリスマスを祝うイラストが過去に多く掲載されていたり、ソニフロでもあったようにクリスマスイベントなどあるようです。さらに、ひみリンや新ソニアドのイフリート&イブリース、ワルアドなどで訪れた、私達の世界の文化圏に近い国々がある事を考えると、私たちの世界と同様の文化や神話を持っている可能性は大いにあります。
(と言うより、マルチバースの考え方で行くと、ソニック達の世界が実際にあると仮定すると、私達の世界とソニック達の世界は遠く離れた別次元とも考えられます。)
※ジーザスクライスト(Jesus Christ)は「なんてこった!」的なネガティブな意味と「最高!」みたいなポジティブな意味として使われます。どちらにしても、驚くべきことが起こった時に使う、キリスト教圏・英語圏のスラングですね。
※その他、アラビアンナイト・アーサー王伝説・流れ星に願い事など、様々な点において私たちの世界とソニック達の世界には共通点があります。

なのでここでは、彼らの世界にも同様の神話のようなモノが存在すると仮定して、話を進めます。
THE ENDとの戦いの後、生き残った古代人の一部はカオスエメラルドを持って外界へ進出したようですので、元々は彼らの世界の神話であり、その神話を伝え広めたのかもしれませんね・・・。

もう一つ、島の名前は誰が命名したか?
これも地味に細かい話ですが、重要なポイントです。
ソニックやエッグマン側と古代人・THE END側で同じ島に同じ名称を用いていたかどうか?はつまり、双方に長大な時間のズレがあるにも関わらず、島や諸島の名称が双方ので共通のモノを使用しているということはつまり、島の名前を外部に伝えた存在がいることを立証する証拠になるからです。
※それが古代人だったのか、その後にやってきた来訪者なのかは不明。

で、この結論としてですが、“スターフォール諸島”と言う名称と各島の名前について、ソニック達は事前に知っていたものと考えられます。
それは、前日譚コミックの中のセリフ「よし!クロノス島へ向かうよ!」でわかります。ここで、少なくとも“クロノス島”と言う島の名前をソニック達が知っていることがわかります。
また、“スターフォール諸島”と言う言葉については前日譚では語られず、本編物語の冒頭、天の声から「ここはスターフォール諸島・・・」と紹介があり、エッグマンの音声ダイアリー内での語りの中(音声ダイアリー6)で出てきます。
※エッグマンについてはセージの調査で島名・諸島名を知った可能性はありますが、上述の理由から、その可能性は低いでしょう。

と言うことで、ソニック・エッグマン側と古代人・THE END側は共通した名称を用いているものとして話を進めていきます。

さて、それでは本題へ入りましょう。

各島の役割と命名法則について

ギリシャ神話と言えば、最高神ゼウスが有名だと思います。
北欧神話の雷神トール、古事記・日本書紀(日本)の天照大神(アマテラスオオミカミ)などと並び、様々なサブカルチャーで用いられている有名な神様の一人ですが、神話を辿っていくと、この神々を生み出した原初の神々が存在していることがわかります。

スターフォール諸島の各島の名前として使われているのは、ギリシャ神話における、この原初の神々の名前(一部例外アリ)でした。
(参考資料:外部サイト/Wikipedia:ギリシア神話の神々の系譜

カオス島(カオス神/原初の神)

ギリシャ神話に登場する原初の神。(世界の始まりにあって存在した一番最初に登場する神様)
配偶神はおらず、他の神々を生み出した存在で、空(カラ)の空間の意味を持つ。
このカオス神が生み出した神の中にガイア神がおり、これ以降に登場する神々はこの系譜に連なっています。

ソニック達の世界における古代史において、数万年前に記されたとされるガイア文書(ソニックワールドアドベンチャー)が存在しています。
ライトガイアとダークガイアの戦いは数百万年と言う途方もない時間単位で繰り返されていた事がチップ(ライトガイア)自身から語られていましたが・・・これとの関係はあるのでしょうか?

カオス島の役割

ソニックフロンティアの物語内でわかるこの島の役割は、天空にそびえる砲台基地及び、研究施設のような場所として描かれています。
実際、THE END戦の段階ではそうだったようですし、アレス島に設置されている砲台と比較してみても、こちらの方が巨大で強力なものが多く設置されています。
※テイルスは「いや・・・エクリプスキャノンに匹敵するほどだよ!」と明言しています。

ただ、この島に冠されている神の名前は“カオス”です。つまり、“始まり”の、まだ何もない状態(空の空間)であるという意味。
ここから推測すると、カオス島は恐らく、彼らが最初に降り立った島ではないかと考えられます。

その証拠は?
これは確たる証拠ではないのですが、建設されている施設群を見てみると、それの可能性を垣間見ることができます。

一番目につくのは、地上に設置されている遺跡群
カオス島に残された遺跡群は現状、各島の中では比較的大人数を収容できると思われる大型の建造物が地上部分にむき出しの状態で建設されています。
※広大な地下施設もありますね。

テイルスはカオス島でのソニックとの会話の中で、「環境を見る限り居住エリアではないと思う」と話しているのですが、カオス島が純粋に軍事基地として作られたと仮定してみると、対THE END戦を想定するのであれば、そこには違和感が出るんです。何故なら、THE ENDの力を一度体感しているはずの彼らが、その前線基地において、地上に巨大施設を作ると言うのはあまり考えられないからです。

彼ら古代人は軍事については素人であった可能性があるのでこのような形になったのかもしれないのですが、対THE END戦を想定するなら、居住施設や基地施設などは地下に設置することが無難です。
カオス島の最終形態としては軍事基地・前線基地であったことは間違いないでしょう。ですが、あれだけ地上部分に施設が建造されているとなると、これはTHE END戦を想定したものではなく、その前に建設したものであると考えられます。
※一方のアレス島には、目立った地上構造物は存在しない。

島間を移動する地下施設内にも広大な空間がありましたね。
あそこも本来は居住施設のような場所だったと思われます。ただ、大戦時は避難施設・指令施設として利用したものと考えられます。実際、私達の世界では、主に第1次大戦~第2次大戦で行われた塹壕戦・要塞戦で同じような戦い方がありました。
※わかりやすい例だと、映画「硫黄島からの手紙」などが良いかと思います。

考えてもみてください。
古代人達はエメラルドの力に引っ張られ、右も左も分からない状況で移住星へ到着
まず何をするのか?周辺調査(害獣がいないかとか水源はどこかとか)と飲食料の確保。あと、安心できる居住区域の確保です。

自分たちが乗ってきた宇宙船を利用することも行ったのでしょうが、現地で新しい生活基盤を築くため、まずは大人数を効率的に収容できる共同生活空間を作り上げたのではないでしょうか?
震災や台風時における、学校の体育館のようなイメージですね。構造物としてシンプルかつ強度があり、大人数を収容することができるうえ、一カ所に固まっているので情報伝達も早く済みます。

さらに、セージの情報によれば彼らは定住の際、技術的な互換性に苦労した様子でありましたが、その結果として生み出されたのが、巨石加工の技術と文様が刻まれた紫色に光る石材への加工技術をだったと考えられます。
実際、本島において石材採掘を行ったであろう痕跡を発見することが出来ました。
※続編考察「スターフォール諸島調査レポート Vol.2」(執筆中)にて考察していきます。

ただ、同時並行で雲下に広がる島々の調査を進めたと考えられますので、それ以降の調査によって、他の島を発見・命名したものと考えられます。
※食料についてはどのようなものかは不明ですが、自分たちの宇宙船にある程度の蓄えはあったでしょう。

ウラノス島(ウラノス神)

上述したカオス神の娘であるガイア神(大地の象徴とされる女神)の息子にして夫となる神。
全宇宙を最初に統べた天空神であり、ティターン12神と呼ばれる巨人の神々を生み出した。
そして、その12神の中にクロノス神とレイア神が存在する。

ウラノス島の役割

この島は恐らく、彼らにとっての宗教的な聖地であると同時に、電脳空間のハードウェア本体がある場所であり、自分たちを導いたエメラルドを発見した場所だと考えられます。(カオスエメラルドの反応を手がかりにカオス島から外界調査に出て、2番目に降り立った島がここだった?)

古代人達は何らかの宗教もしくはそれに類する概念を持っていた事はかなり明白で、科学文明だけではなく、精神文明にも優れた種族だったことが伺えます。
それどころか、精神エネルギーや思考エネルギーを物理エネルギーとして利用する技術を持っていた可能性すらあります。
電脳空間に至っては、精神や記憶を保存することができることが証明されていましたね。

クロノス島をはじめ、ウラノス島などにある謎の肖像もそうですし、ウラノス島でのソニックとセージの会話の中にも「特にこの場所は祈祷と黙想用に作られた」とあった。
※埋葬・偶像(?)崇拝・多神教・シャーマニズム・黙想(瞑想)・お守り・死後の世界観・成仏などなどの概念を持っていた様子。
※巨神・守護神・神兵については自分たちの信仰する神々の姿を用いていた可能性があります。

また、セージは「この座標も戦闘時に古代人が集まるための集合場所だったの」と発言しています。


「この座標」がウラノス島を示すものか、スターフォール諸島全体を示すものかはハッキリとは不明ですが、宗教を中心に沿えている文化・民族・人種の場合、自分たちの民族に危機が訪れたり、重要な決定を下す際などにはまず、聖地でお祈り(祈祷)を行います。
ですので、聖地に集まり神に祈りを捧げた後で行動を起こしていく事が考えられるため、「この座標」は、ウラノス島を指す可能性が高いと考えられます。
※世界滅亡系の映画でよく、教会(キリスト教)やモスク(イスラム教)で祈りをささげる描写がありますよね。

なお、宗教的な聖地にするためには、その場所が聖地である理由が必要ですが、これがつまり、「自分たちをこの星へ導いたエメラルドを見つけた場所」だからではないかと推測しています。
※同時に、その聖地に建設された巨大ピラミッドは、電脳空間のハードウェアである可能性があります。これについても、スターフォール諸島調査レポートの続報をお待ちください。

クロノス島 / レイア島(クロノス神・レイア神)

ウラノス神の息子と娘であり、夫婦。
クロノスは男神であり、大地と農耕の神にして山より巨大な巨神族”ティターン”の長
レイアは女神であり、大地の女神にしてクロノスと同じく“ティターン”の一柱
一般的に良く知られているゼウス神はこの二神から生み出された神様です。

巨人と言うのがなんともかんともですね。
巨神戦で戦った4体は、もしかして彼らティターン族がモデルなのかも?
※ちなみに古代人のモデルは私たちの世界で言うトコロのアヌンナキ(シュメール・バビロニア文明の神々の名称/古代宇宙飛行士説界隈では宇宙からやってきた異星人だという説があり、身長が3m~ほどあったとか)じゃないのかな?とか考えています。

クロノス島・レイア島の役割

この島の役割は、食料生産と居住が主な目的だと考えられます。
スターフォール諸島を開拓していく中で何度か集落を変えながら、ある程度落ち着けた場所がこの島なのだと推測できます。

残された遺物を見てみると、各島にあるタワーの他、地中に隠されていたTHE ENDの封印タワーは存在するものの、基本的には宗教的な小・中規模施設や居住区と思われる建造物が主となっており、アレス島やカオス島で見られたような砲台跡など、攻撃的な要素はほぼ見当たりません。
※巨神の1体はここでエネルギー充填(らしき行為)していましたね。
※クロノス島南西部には巨大浮遊物が存在しますが、これもまた、宗教的な意味合いか、もしくは電脳空間に何かしら影響を及ぼす何かだと考えられます。

また、レイア島北東端には確認できる中では最大級の集落跡地(水没)が存在しています。

ちなみに、この島には墓石(トゥームストーン)もありますね。
封印タワーについてはTHE END戦直前もしくはその直後に建設されたと推測できますが、このトゥームストーンもまた、THE END戦後に造られた(戦いで散った仲間を埋葬した)と推測できます。

なお、北と南でそれぞれ島の名前が違うのは恐らく、「男女一組」となり種の繁栄を築いていくと言う、私達の世界と同様(生物によって例外アリ)の生殖基準があるためなのではないかと考えられます。
この考え方は古代より様々な文化・宗教・伝統として世界中の様々な地域に根付いています。分かりやすいところでは、古事記のイザナキ・イザナミですね。
今はちょっと状況がゴチャゴチャしていますのでこれを書くのはどうかな?とも思ったのですが、種の保存と繁栄は生物の根源的な欲求ですので、そう言った新しい概念は少し横において見ていただけると嬉しいです。

あと、これはついでの話ですが、冒険を通じて出会えるココの数からして、スターフォール諸島へは相当な人数の古代人が降り立ったと考えられます。
ですので、居住区域・食料生産区域となった島は他にもたくさん存在したと考えられます。また別の名前が付けられているんでしょうね。

アレス島(アレス神)

ある意味で唯一の例外。他の神様と比べると、神々の系譜は少し新しくなります。
アレス神はゼウスとヘラの息子であり、戦いの神として色んなゲームでも登場するのでご存じの方も多いかと・・・。(ローマ神話のマルス神[戦と農耕の神]の方が有名かも?)

調べてみて面白かったのですが、このアレス神、戦場での狂乱や破壊を表す神様のようで、ヘラクレス(半神半人)にボッコボコにされたり壺の中に幽閉されたりと、あまり良いエピソードがない神様だったことです。この辺り、古代人とTHE ENDとの戦いを比喩しているようですね。

彼ら古代人にとって、戦い(戦争)はそれほど重要なものではなかく、縁遠いものだったのかもしれませんね。
※このあたりの設定はソニックチームさん自身が、過去作などから継続して「反戦」を掲げておられますので、その辺りも影響しているのかも?

アレス島の役割

この島は軍事拠点であると同時に、練兵場だとも考えられます。
個人的には、練兵場の感じの方が強い印象でした。

身体構造のほとんどを水で構成している(と推測できる)古代人達にとって、暑さは大敵だったと考えられます。ある意味、カオス島より生活困難な場所でしょう。
ですので、彼ら(水)にとって過酷な島に練兵場を作ることで、心身両面を鍛えるための訓練を行っていたではないでしょうか?

軍事的な施設・設備として明確なものは大型レーダー・什器・実弾砲台・光学砲台・作戦本部・タワー・重機・チェコの針鼠(防御用対戦車障害物)らしきもの・特大防壁と言ったところです。
これを見てみると、対THE END戦を想定して造られたモノもあるのですが・・・色々チグハグな所や疑問に思う所が目につきます。

ナックルズが「よく訓練された部隊だ」や「こいつら・・・この島の特殊部隊らしい」と語っていることから軍隊としての規律は整っていたことは分かりますし、特殊部隊があると言うことは、通常部隊もあると言うことです。
彼らの文化的・精神的な面を(あくまでうかがい知るレベルで)推測しつつ、その痕跡や語られた言葉を見ると、非暴力的で平和を愛する民族だったことが推測できます。
また、同時に規律や伝統・自分たちの教義(宗教)を重んじ、贅沢と言うよりは質素な暮らしぶりを好んだ民族だったことでしょう。

で、こういう民族は基本的に誠実で温厚、規律正しく協調性のある性質が強くなります。
ですので、その辺りについてはナックルズの言葉との整合性はあります。

ただ、軍事面においては高度なレベルとは到底言えない(科学技術の問題ではなく、運用の問題)ので、本当に平和な民族だったんだなぁ~と言うことが推測できます。
※これについても、スターフォール諸島調査レポートの続報をお待ちください。

なお、ソニックも独り言でつぶやいていたかと思いますが、アレス島の地下には端っこの地下施設以外にも、広大な地下施設が存在している可能性があります。
実際問題、貯水槽の下には隠し通路のような場所がありますが、瓦礫で埋まって通れません。また、排水溝の向こう側はかなり作り込まれた空間になっていることがわかります。
ここに入ることで、また新たな発見があるのでしょうね。

編集後記

さてさて、今回からは少し趣の違った内容となっています。
考察・・・・と言うよりはレポート的な内容なのと、こっちの世界の話を多用するので、はたしてこれはソニック考察なのか?と言う疑問を抱くモノになっている気がいたします。
ただ・・・本当に外堀が物凄く広い物語なので、少しずつ埋めて行かないと自分の中でも「アレ?これの説明したっけか??」となってしまったり、突拍子もなくとんでもない考察展開になってしまうことこのうえなしなので、とても回りくどい方法なのですが、遠回り遠回りしながら外堀を埋めつつ記事を書いています。

しかもこれで英語版と日本語版で内容違うとか・・・。
色んな意味でボリューム過多。思わずでうれし泣き(?)ですよ。。。

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